月柱の通変星は主に仕事の内容やスタイルを表し、十二運星はそのエネルギー源を表します。星の組み合わせは月柱に限らず、どこかにあればその要素を持ちますが、月柱の場合は仕事に関して強く表れます。その月柱に『印綬』と『沐浴』がある場合、「自由でいたいけど安定もしたい」という葛藤が起こります。

その対策をお伝えします。

印綬と沐浴の意味

月柱の通変星は仕事のスタイルを表し、『印綬』がある場合は心配性なので、安定を確保できる大手企業務めや公務員などが向いています。他にも、『正官』『食神』『正財』がある場合も安定した働き方を求めます。

それに相反するように捉えられるのが『沐浴』で、『沐浴』は飽きっぽい・自由を求めるなどの意味があります。他にも、『胎』『偏印』がある場合も飽きっぽい要素を持っています。

これらの星回りで葛藤を感じる場合の対策は、両方の星を活かすことです。

『印綬』『沐浴』の場合、次の3STEPを踏むと良いでしょう。

STEP1 働きながら自由を手に入れる

『印綬』がある人にとって、非常に大事なのは『安定』です。安定が崩れると不安で不安で、気が気じゃなくなります。ですから、今の安定している状況の中で、以下に自由を手に入れるかを考えた方が良いでしょう。

今の環境ではそれが全然できないようであれば、働き方はバイトでも派遣でも良いので、環境を変えることも考えましょう。

STEP2 自由な時間とお金を増やす

会社勤めで安定を手にしながら、それ以外の時間で自由に動いて収入を作っていきましょう。やりたい事がある場合でも最初は副業のような形から始めることです。フルタイムで働いていても、その前後の時間や休日など、動ける時間はあるはずです。STEP1と同時進行でも良いですね。

そして自分の事業でも収入が得られるようになってきたら、勤務時間を減らすことです。雇用形態によってはそれが難しい場合もあると思いますので、働き方をシフト制のバイトやパートに変えても良いでしょう。

STEP3 事業を安定させて、会社を辞める

自分の事業で生活ができるくらいになったら、いよいよ会社を辞める時です。少しでも不安を和らげるためにはそれまでに数か月分の生活費くらいは貯蓄できていると良いですね。そうして完全に独立する事で全ての時間が自由になります。沐浴エネルギーがフル稼働して、イキイキと仕事ができ、成果は更に上がり、より楽しい人生が送れるようになるでしょう。

体験談

僕が最後にやった仕事は、かなり融通が利いて、働いている人も親切で、とてもありがたい環境でした。なんと最後は出勤日数を週1まで減らしても雇ってくれていたのです。心配性の僕にそこまで対応してくれたのは、その会社のお陰というのもありますが、求められる人材になるよう頑張ったからでもあると思います。

また、その会社で働く前は、もっと時給が良くて残業も多い仕事の面接を受けまくったのですが、ことごとく不採用でした。きっと天が僕にちょうど良いステップとなる派遣先を用意してくれたのでしょう。

『流れ』というものがあることを信じ、そして目の前の仕事に精一杯取り組むことで、必ず道は開けるでしょう。

最後に

STEP3まで進むのは、けっこう時間がかかると思います。ですが、何も完全に独立せずとも、とても楽しく充実した毎日を送ることはできます。というのは、『沐浴』の『自由』というのは、身の自由よりも心の自由のほうが大事なのです。どうぞ以下の記事も参照ください。

⇒沐浴の人は、身の自由より心の自由