物事を学び始める時期で基本となる考えの1つは『学ぶ気がある時が一番』です。それは、習得度合いが全然違うからです。これは占いが関係ない視点とも言えますが、本来の自分の感覚通りに生きていれば、占いで観ても学ぶべき時期に学びたいと思うものなのです。これは、四柱推命講座に限らず殆どの講座・セミナーに言えることです。

ただ、やはり受講に適した時期と、適さない時期というのはあります。まずは運気のバイオリズムには12周期がある事を以下のグラフでご確認ください。

年・月・日のいつを観るか

運気のバイオリズムは、人によって違います。また、上図は『月』のバイオリズムですが、『年』もあれば『日』もあります。ただ、『年』を観て1年以上先延ばしすることは良くないですし、『日』の影響は少ないので、『月』を観ると良いでしょう。

受講に最も向いている時期

最も向いている時期は、『天中殺』です。それは、天中殺の時期は普段開かれていない蓋が開いているために、一気に成長ができるからです。(⇒『天中殺はどのように過ごせば良いのか 』も参照ください

その他、向いている時期

他に向いている時期は、夜明けの時期(天中殺の不安定な空気を切り替えるのに役立ちます)、休息の時期(運気も低迷していて心身ともに疲れやすいので、活動するよりは勉強した方が良いです)です。もちろん、早くやる分にはどの時期でも構いません。

受講に向かない時期

逆に、向いていない時期というのが1つだけあります。それは『納音(なっちん)』の時期です。納音は、この12周期のバイオリズムとは別の観方で、少し専門的な内容になりますが、自分の日柱の干支に対して、天干が同じ地支が冲の関係の干支が巡ってきた時期です。

納音の時期の観方

例えば、以下の命式の場合は、日柱の干支は『丙申』です。

また、事前知識として、地支が冲の関係とは、十二支が以下の関係のことを表します。

ですから、『丙申』と納音(天干が同じ地支が冲の関係の干支)とは、『丙寅』となります。

月の干支の観方

世間では「今年は亥年」などと言いますが、それは年の十二支だけのことを言っており、本来は60干支が、年でも月でも日でもぐるぐる順番に回っています。

最近の月干支で言えば、2018年12月が甲子(1番目)、2019年1月が乙丑(2番目)、2019年2月が丙寅(3番目)です。

ですから、日柱の干支が『丙申』の人は、2019年2月を避けて、3月から始めると良いでしょう。避けた方が良いと言うのは「納音の時期は、やる気が出ないから」です。ずっと勉強し続けるのには向かないですが、早く学びたければ、ゆっくりペースで時々勉強する感じで学ぶと良いでしょう。納音は「学び始めることに向かない」という意味ではありません。いかに原点に立ち戻り、新たな気持ちで取り組めるかがテーマとなるでしょう。

まとめ

まとめると、①早い方が良い ②納音の時期は避けるか、やる気が出ないのでガッツリはやらない ③天中殺は良い ということですね。

こちらの『起業の時期は、いつが良いか』の記事も参考にしてみてください。