『天中殺』は四柱推命の用語で、『大殺界』は六星占術の用語です。いずれも『0学(ゼロがく)』を元にしており、 0学の『背信・0地点・清算』がその時期に当たります。

算命学では『空亡』の2年間がありますが、それにもう1年を加えた時期を『天中殺・大殺界』と表現しています。天中殺と大殺界は本来の意味としては同じです(鑑定師によって言うことは違いますが)。ただ、上記の『もう1年』というのが、四柱推命と六星占術では観る箇所が違っているのです。

例えば、戌亥空亡の人は、流年運で言えば、戌年と亥年が空亡になりますが、四柱推命で言う日柱の干支が+の人は酉年・戌年・亥年が天中殺となり、日柱の干支が-の人は戌年・亥年・子年が天中殺となるのですが、

六星占術では生まれた年の干支の陰陽(四柱推命で言う、年柱のプラス・マイナス)で観ているため、生まれた年の干支と生まれた日の干支の陰陽が違う場合は、六星占術と四柱推命では、天中殺と大殺界の時期が1年ずれてしまうのです。

天中殺・大殺界だけであれば、空亡は合っているのでそれほど問題はないのですが、運気のバイオリズムは12サイクルですので、それ以外の部分がガラッと変わってきてしまいます。

基本的には日柱で観るのが正しいと言われています。