四柱推命は本来難しいものですが、僕ら鳥海流はシンプルにやっているのです。

ただ、僕の場合は情報量を充実させていて、協会の公式テキストに加えて独自資料が200枚もあるので、「知識が覚えられない」という声が受講生からもよく挙がります。

そこで、僕が受講生に伝えている考え方や対策を共有したいと思います。ぜひ受講の検討材料にしてみてください。

覚えなくていい

その対策を一言でお伝えすると、極端に言えば、覚えなくていいです。「え?覚えなくていいの?」と思うかもしれませんが、講座受講中は内容を理解だけすれば大丈夫です。

四柱推命鑑定は国家資格でもなければ、守らなければならない規則や罰則もありません。学生時代や資格取得のようにテストがあるわけでもありません。例えるなら『運転免許を取るときの、筆記試験がない感じ』で、知識を詰め込む必要はないのです。

そもそもアウトプットしなければ全て覚えることは不可能に近い(そこに注力するだけ時間の無駄)ですから、必要なことは、実践です。まずは安全なところで発車させて慣れていきながら、少しずつ知識を身に付け深めていけば良いのです。

「まず実践」を勧める更なる理由

確かに、鑑定をするうえでは知識が必要になりますが、実は、知識量と良い鑑定ができるかどうかは、あまり関係が無いのです。

もちろん、最低限の基礎知識は必要ですし、あるに越したことはありませんが、占い鑑定の目的は“人を幸せにすること”ですから、正しい知識よりも何を言ってあげるかのほうが遥かに大事なのです。知識も身に付けながら、早く実践練習をして言葉選びや言い回しなどのセンスを磨いていきましょう。

最初は、鑑定を受ける前より受けた後に相手が少しでも元気になったらそれでいいのです。“生年月日を観て人を観ず”・“占い結果を観て相手の心を観ず” の正しくて恐ろしいベテラン占い師より、そっちのほうが全然いいです。

知識がないまま鑑定する

上記にお伝えした内容だけでは「じゃあ、最初の鑑定はどうするの?」ということなりますが、それはズバリ!資料を見ながらやればいいのです。“最初はモニターを募集して練習させて頂く”ことをオススメしていますので、逆に言えば練習なのですから資料を見ながらやるのは仕方がない(または当たり前)とも言えますよね。

特に事業経験がない人は“友人・知人の無料鑑定”から始めることになると思いますので、間違ったことを言ったとしても問題にはならないでしょう。無料=責任をとらないという捉え方もできます。

また、お弟子さんの事例では、お客さんに資料を見せながら「これにはこういう意味があるんですよ」と言っていたという人もいました。自然にバレないようカンニングができるし、相手からは「この知識が全部頭に入っている凄い人」と思われるので、うまくごまかせるということです。

ついでに、僕は最初どうしていのたかというと・・・

講座受講時に鳥海先生から「最初は何話していいか分からないから、10分くらいで終わるよ」と言われて、それが嫌だったのでその人向けの解説書を全部作って、当日はそれを読んで最後に渡していました。結果、1人目から2時間持ちましたが、僕は棒読みしていただけであまり頭にも入ってこなかったので、オススメはしません(笑) まあ、それでも「これで無料は安すぎる」と言われて50人中2人は5千円を払ってくれました。

最低限の知識を入れておくには

資料を見ながらやれば良いとは言っても、さすがに全部カンニングすればいいという事ではありません。少しくらいは見ないで言えた方が良いのです。そのためには、3つの対策があります。

1.まとめシート

冒頭にも書いた通り、僕の資料は鳥海流の中ではおそらく最も情報量が多いです。資料を増やしていくにつれて苦戦す受講生が増えてきたのを見て作ったのが『まとめシート』です。

まとめシートとは、『最低限これだけ覚えれば大丈夫』『何を言うか2行くらいでまとめておきましょう』というような、講座内容の要点を抜粋して書いておくための8ページだけのシートです。自分で“書く”ことで習得が早まります。

2.イメージでとらえる

僕は、星の意味や読み解き方は、1つずつ意味を覚えるよりもエネルギー(≒イメージ)で捉えることを勧めています。例えば、「偏官の意味は行動力と親分肌と情にもろいのと攻撃的なのと・・・」と覚えるよりも、『偏官=姐御(または昭和の男)』と覚えた方が、そのイメージで鑑定もしやすくなりますし、意味も覚えやすくなります。

特に、天中殺はいろんなケースごとにこうした方が良いという内容もありますし、鑑定書全体を観ると何を言えば良いかが分からなくなる場合もあると思いますが、「天中殺とはこういうもの」「この位置にある星は、こういう感じ」というイメージがあれば、その回答も分かってくるのです。

そもそも四柱推命の命式は生まれた日のエネルギーであり、運気のバイオリズムもエネルギーの流れですから、エネルギー(≒イメージ)で捉えた方が、的確な助言ができるのです。

3.予習してから臨む

四柱推命鑑定をする時は、事前に相手の生年月日を聞いて、鑑定書をプリントアウトして当日プレゼントする流れとなります。(鑑定書出力システムがあるのは鳥海流の特徴ではありますが、システムを使わない場合は鑑定書を作成するのに20分くらいはかかるので、いずれにしても結果を事前に調べておくのが一般的です)

ですので、申込直後から鑑定当日までの間に、そのお客さんの分を予習してから臨めるのです。例えば、十干を10種類全て覚えなくても、その人の日干にある1つだけ覚えれば鑑定はできるので、そこに集中してイメトレなどすると良いでしょう。

また、鑑定書は2枚プリントアウトし、1枚はお客さんに渡す用に、もう1枚は自分がメモをしまくっておく用にすると良いでしょう。

さあ、実践を始めよう

今の時代、何年も勉強してからというのは、遅すぎると思います。不安定な時代を乗り越えていかなければいけませんし、あなたにしか救えない人だっているはずです。鳥海流四柱推命は、最短10時間で鑑定ができるようになりますし、四柱推命というサービス自体が商品力・需要の面でも最強です。勉強している(したいと思っている)と周囲に言うだけでも「私も観て」と言われるでしょう。

早く、より多くの人を幸せにしてあげてください。

人は経験や人間性など十人十色ですから、鑑定経験が無くともあなたにマッチする人は必ずいます。あなたを待っている人、少しのあなたで無限に潤う人がいるのです。

基礎を押さえておかないと、不幸を生む

なお、しっかりと学んでいない場合は注意が必要です。知識がないばかりに幸せにならない部分での助言をしたり、ただ喜ばせて終わったり、命に関わることを見落としたりもするからです。

⇒記事『ネットで得た情報を鵜呑みにして、四柱推命鑑定をしてはいけない』も参照ください。