大寒-だいかん-(1月20日~2月3日頃)

特徴

1年で一番寒さの厳しくなる頃 。逆の見方をすれば、これからは暖かくなると言うことである。「三寒四温」という言葉のように、寒い日が3日続くと、その後の4日間は温かくなり、寒い中にも少しだけ春の気配を感じられる。春はもう目前である。

木『南天-なんてん-』

「難を転じて福となす」という意味に通じることから縁起が良いとされ、正月飾りなど祝事に使われています。さらに、南天実には咳止めの効果があり、古くから薬用として利用されていました。

野菜『牛蒡-ごぼう-』

牛蒡は身体の毒素を排出してくれるため、血液が浄化され、むくみの解消やお肌の調子を良くしてくれます。毎日の摂取には「ごぼう茶」がおすすめです。

果物『金柑-きんかん-』

実は小さいですが、皮ごと食べれるため、ビタミンCをたくさん取ることができます。赤みが強く、丸くて形の良いものを選ぶとより美味しくいただけます。

魚『鰤-ぶり-』

大きくなるにつれて呼び方が変わる出世魚の鰤。脂の多い魚であることから、「アブラ」が変化し「ブリ」という名前になったと言われています。

行事『節分-せつぶん-』

立春の前日のことで、「季節を分ける」という意味があります。季節の変わり目には鬼がでるといわれたことから、「鬼は外、福は内」と豆をまく慣わしや、柊と鰯の頭を玄関に飾る習慣ができました。

七十二候

款冬華-ふきのはなさく-(20~24日頃)

雪の下からふきのとうが顔を出し凍てついた地面に花が咲き始める頃。地面には雪が積もり、強い寒さが襲ってくる時期ですが、草花は春に向けて着実に動き出しています。香りが強くほろ苦いふきのとうは早春の味。

水沢腹堅-さわみずこおりつめる-(25~29日頃)

沢の水が氷となり、厚く張りつめる頃。沢に流れる水さえも凍る厳冬ならではの風景です。この時期に、一年での最低気温の記録がでることが多く、氷点下に達する地域も多くみられます。

鶏始乳-にわとりはじめてとやにつく-(30~2/3日頃)

鶏が春の気を感じ、たまごを産み始める頃。自然な状態の鶏は、日照時間が長くなるにつれ、産卵率が上がっていくため、鶏は冬は産卵せず、春が近づくと卵を産み始め、春から夏にかけてたくさん産みます。