具体的な事業のやり方はボリュームが多いので後述しますが、まずは事業を成功させるうえで最も大事なことをお伝えさせて頂きたいと思います。それは、強い原動力を持つことです。言い換えるなら、「何のためにやるのか」です。事業をやるうえで、また、人生を進めるうえで、様々な問題・課題が出てくるでしょう。何があってもそれを乗り越えていく必要がありますので、原動力が弱ければ途中で諦めてしまうことになってしまいます。事業には、やり方や法則のようなものがありますし、試行錯誤しながらも着実に繁栄させていくものですから、諦めなければ上手くいくのです。

まずは、どんな目的でも構いません。「もっと自由に生きたいから」「自立したいから」「手に職を付けたいから」「年を取ってからのことが心配だから」「たくさん稼ぎたいから」「後悔したくないから」「子育てにお金が必要だから」……人によって、占い師になって稼ぎたい理由は様々だと思います。ただそれは、心の底から思っていることでないといけません。例えば「月収100万円稼ぎたい」と思っていても、その使い道が決まっていなければ月収50万円でも良いということになります。それでは原動力として弱いのです。お金の使い道はムリヤリ決めるものではありませんから、必要でなければもっと低い金額を目標として設定してもOKです。自分がしたいこと(夢や目標)などを、今一度洗い出してみたり、必要であれば何にどれくらいお金がかかるのか情報を集めたりしてみると良いでしょう。

そして、大事なことは、その目的をもっと昇華させていくことです。まずは自分のために事業活動をしても原動力になるので良いのですが、もっと世のため人のためというような社会性のある目的にしていくことです。なぜなら、そもそも事業とは世のため人のためにやるものですし、そうでなければ上手くいかないからです。上手くいかないというのは、やはり自分のことを考える比重が大きいと、その分、人や世のことを考える比重が少ないということですから、サービスの質もそこまで高まっていかず、貢献する行動にも制限がかかってしまうということです。また、いくら言葉で良いことを言っていても、何を考えながら事業をやっているのかはどうしても相手に伝わってしまいますので、求められ選ばれる対象にはなりづらいでしょう。更に言えば、神様・仏様・ごお天道様・ご先祖様といった見えなくとも偉大な存在に応援もされづらいので、できるだけ意識を社会性のある方向に向けることです。

もちろん、自分の欲を無理に抑えたり自分自身を犠牲にする必要はありませんし、崇高な目的や絶対的な使命を今すぐに決める必要はありません。ただ、この命を何に使うのか、どう生きて、何を成し遂げ、どのように仕事にするのかなどは非常に重要ですから、まずは仮でも良いので高い志を立て、核を明確にするよう努めましょう。本当は多くの人をより幸せにしたいと思ったならば、月収100万円でも足りないくらいです。

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