占い師になる事を周囲に反対されないか・どう思われるかを気にする人もいるようですが、基本的には自分の人生ですから、自分で決めることです。『そもそも自分は何がしたいのか』を突き詰めていくと良いでしょう。『何がしたいのか』というのは今の気分の事ではなく、言い換えれば『どのような人生の終末に向かって、どう生き、どんな自分になり、人や世の中にどのような影響を与えていきたいのか』ということです。ミッション・使命・天命・志・進む道などとも言えます。その軸が定まったなら、周りが何を言おうが関係ないのではないでしょうか?それとも、自分の人生なのに、他の人の意見を優先させるのでしょうか?

 

中には家業を継がないことを親にいろいろ言われる人もいるかもしれませんが、親の最大の願いは、子に幸せになってもらうことです。無理して家を継ぐよりも、意思を早めに伝えて、どうしていくのかを一緒に考えられると良いと思います。また、占い師になるからと言って、家業ができないわけでもありません。家業に占いを使うこともできますし、相乗効果を埋める場合も少なくありません。自分が最も納得する働き方を見出していきましょう。

 

そもそも四柱推命を含め、多くの占いは学問です。スピリチュアルも科学で証明されてきていますが、そうでなくとも占いとは、自然界の法則がベースになっています。「秋の次は冬が来るから対策をしましょう」というのと全く同じ事です。性格診断や天気予報の根源的なものと言っても良いでしょう。そして、多くの企業、皇室、伊勢神宮、芸能プロダクション、スポーツ選手、政治家などでも、ステージが高い人ほど当たり前のように使っているものでもあります。もちろん、やはり世間のイメージは「怪しい」という要素も確かにありますので、占いを使っていても表には出していなかったり、人に言いづらかったりするというのは分からなくもありません。

 

とはいえ、実際は、自分の思い過ごしであったり、勝手なイメージであったりします。試しに「占いを学ぼうと思っている」「占いを仕事にしようかな~」などと周囲に話してみてください。きっと多くの人は「できるようになったら私も観て」と、積極的な反応を示すでしょう。これは、占いはそもそも多くの人が興味を持っているということであり、事業として非常にやりやすいという事も表しています。そのような反応を数人からもらえば、占い師になるマイナスのイメージは薄れていくでしょう。また、もしかしたら否定的な反応をする人もいるかもしれませんが、その人がどんな人かを見てみましょう。その人は幸せそうでしょうか?自分もその人のようになりたいのでしょうか?そうでなければその人の意見を真に受ける必要はありません。その人の言うとおりにすれば、その人のようになるからです。

 

そして、やる気になってきたら、できるだけ早く決めることです。いつまでも検討しているのは、エネルギーも滞りますし、事業としてやるなら難易度は時間と共に上がっていきますし、全ての準備が完璧にできる日などやってこないからです。時間が勿体ないですし、結局やる気をなくして現状をいつまでも変えられないとなっては、人生の限りある時間を無駄にしてしまうことになります。

 

僕の受講生さんの中には、旦那さんや会社には内緒で受講した方も数名いらっしゃいます。それはどこかのタイミングで認めてもらう必要はあると思いますが、それくらいのスピード感が必要だと思います。言ってみれば、「反対されたら、それで夢を諦めるのですか?」という事です。占いを学ぶときも活動する時も、その後の人生も、基本的には問題や課題は幾つも起きるものですが、その時々で何とかしていくものです。

 

また、ありがちな現象として紹介しておきたいのは、『神試し』による『引き戻し現象』です。例えば、会社を辞めて事業をやろうと思っているときに昇格の話を頂くなど、現状を維持するように引き戻されるような事象が起こります。これは、神様が「本気でその道で行きたいのですか?」と試しているのです。次のステージに行くには、それなりの覚悟とエネルギーが必要です。自分の資質を最大限に発揮しながら、明るく楽しく、今よりも圧倒的に豊かな人生を目指すのか、それとも、まだ今のままの人生で良いのか、タイミングは自己責任で自分自身で決めましょう。

 

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