集合意識を味方に付けるうえで代表的なものは神社参拝ですが、参拝の仕方によって、神様に応援されやすい・されにくいという違いがあります。

もちろん、何も知らずに神社に行くことも決して無駄ではなく、自然の空気や神気を感じて自分にその感覚を移していく効果はありますし、神様もあなたが神社に来たことはちゃんと見ています。

まず、神社参拝をするという事の意味ですが、鎌倉時代の法律である御成敗式目に『神は人の敬によりて威を増し 人は神の徳によりて運を添ふ』とあるように、日本人は昔から万物のものに神様がいるとして感謝などの祈りによって神様を集合意識に創造し、その恩恵を受ける行為を行ってきました。それを同じ場所で形式的にエネルギー交流をすることが神社参拝なのです。

ただ、恩恵を受けると言っても、ただお願いをすれば良いというわけではありません。

神様を偉い人だとイメージすると分かりやすいでしょう。まず、会いに行くわけですから、相手のことを知っておくのは当然です。どんな神様で、どんな功徳が得られるのか、ということです。初めていく神社については調べておく必要がありますので、行くと決めた時から神社参拝は始まっているのです。

最低限お参りしなければならない神社は、氏神様です。氏神様に参拝をしたことが無い人は、他人と土地に勝手に住んでいることに等しいとも言えます。氏神様は神社庁の問い合わせて住所を伝えると教えてくれますので、確認しておきましょう。

氏神様には毎月1日と15日にお参りし、報連相をすると良いでしょう。加えて、その地域で最も社格の高い神社を一宮(いちのみや)と言いますが、一宮神社にも毎月参拝できるとベストです。

例えるなら、氏神様は直属の上司、一宮神社は部長に挨拶をするようなイメージです。

また、神社には天・地・人とあり、氏神様は地に当たります。天は伊勢神宮のみで、できれば年1回は参拝しましょう。あとは人が祀られている神社にも時々参拝すると良いでしょう。

参拝時の具体的な手順や祈り方は情報量が多いのでここではポイントのみお伝えしたいと思います。

大事なことは、『繋がる』『貢献』『成長』です。繋がるとは、「今月も神様の御用にお使いくださいますようお願いいたします」と、神様と繋がる事です。

貢献は、世のため人のためにこういうことをやっていきますという決意表明です。神様が望んでいるがそういう事なので、それに関係のない個人の欲を満たすことは、神様も興味が無いのです。

例えるなら、総理大臣に「今月あと10万円欲しいです」とお願いするようなもので、相手にされないことは想像できると思います。それがもし、「日本を良くするためにこういうことが必要で、そのために10万円が必要なんです」と言うなら、それくらいポケットマネーでくれる可能性もあるのではないでしょうか。

ですから、ここで大事なポイントがもう1つ出てきますが、それは『熱量』です。大げさなほどに熱く伝えることです。

最後の成長とは、「そのようなことが出来る自分に成長させてください」と願うことです。ただ神頼みするよりは、自分も成長して精一杯頑張る人を神様は応援したくなるのです。

神社参拝についてお伝えしたい事はまだたくさんあるのですが、ここでは最後におみくじについて伝えておきたいと思います。

おみくじとは、神様に祈願したことに対する、神様からのメッセージです。朴術の占いでもあります。一般的なおみくじには和歌が書いてありますが、そこが最も重要な部分です。大吉や凶というのはあまり気にする必要はありません。和歌の訳も読んで、そのメッセージを意に留めましょう。

おみくじはそこに結んでこないといけないという決まりはありませんので、手帳に挟むなどして見返せるようにすると良いでしょう。

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