「今年/来年はどんな年になるのか」
それは多くの人が気になっていることであり、

気の流れには法則性がありますので、
推測することもできます。

2019年11月に大嘗祭が行われ
改めて本格的に令和のエネルギーに切り替わりました。

様々な観点がありますので
ぜひ参考にしてみてください。

令和は『陽』の時代

時代は、明治(陽)⇒大正(陰)⇒昭和(陽)⇒平成(陰)と、陰と陽を繰り返しています。『明治時代』は、渋沢栄一が産業を発展させました。『大正時代』は、民本主義を謳った大正デモクラシーが起こりました。『昭和時代』は、最終的には東京タワーやディズニーランド、ファミコン、成田空港や青函トンネルも完成し、物質文明が発展しました。第二次世界大戦(1939.9.1~1945.9.2)もありましたが、日本のお陰で世界の植民地支配がほぼなくなって独立する国が増え、東京オリンピック(1964)に参加した国も120か国にまで増えました。『平成時代』は、物価もあまり変わらず経済的な成長はしませんでした。

そして『令和時代』は、ここでは書けない真実もありますが、発展していく、いや、発展させていくべき時代であると言えます。2024年には新1万円札が渋沢栄一になる事もそれを象徴しています。

令和は『和』の時代

日本に古くからある言霊信仰の見方をすると、元号はその時代を表しています。複合的にいろんなメッセージが含まれているのですが、例えば『明治』は、“日と月で治める”と書きますが、日は物質文明を表し、月は精神・文化・宗教・文学などを表します。明治時代は、身分・人種の差をなくす精神で明るく治めていくことを目的としてた時代であったと言えます。
『大正』は、“大きく正す”という字の通り、物質文明に偏った状況を正すために女性性や原点を大事にする原点回帰の時代であったと言えます。『昭和』は、“日が召されて和する”と書きますが、目に見える所で豊かになっていこうという時代でした。
『平成』は、“平らに成る”または『平』の字は『一八十』と分解できますが、これは“イワト”と読むことができ、“(天照大御神が)岩戸にお隠れになっている時代”という意味があります。地下鉄サリン事件や毒物カレー事件、大震災や台風などの暗いニュースが目立ちました。まさに、暗闇に包まれたような時代だったと言えるのではないでしょうか。前向きに捉えれば浄化や学び、繋がりができた時代でもあり、スプリチュアルブームとなるくらい人々が本質を求めていった時代とも言えます。
そして『令和』は、“テーマは和すること”であると捉えられます。“れい”は様々な見方が出来ますが、1つは“0(零)”ですので、これも輪の形をしています。また、『鈴』『冷』の時にも使われるように、澄み切るという意味もあります。

令和は『天岩戸開き』

時代は、神話が繰り返されているという見方があります。平成は天岩戸隠れの時代と書きましたが、過去と照らし合わせるとこれは偶然とは言い切れません。
日本神話では宇宙が出来た後、イザナギとイザナミが日本の国土を生んでいきますが、明治時代に廃藩置県が行われています。その後、イザナミは死に、黄泉の国に連れ戻しに行きますが、結果として愛し合った者同士が別れ、イザナギは嘆きと悲しみに沈みました。第一次世界大戦では日本はロシアに出兵し、更に関東大震災で別れや悲しみに包まれました。

それからイザナギは
アマテラスを産み、スサノオによって世界が荒れたり他の神様が死んだりもしましたが、なんだかんだでアマテラスによって世の中は保たれていました。昭和は戦争や原爆もあって荒れましたが、平和的な条約が締結されたり戦争が終わったりして、世界は照らされ、和しました。
アマテラスは、管理不足で神様を死なせてしまったと自分を責めて天岩戸に隠れたのが平成ですが、実際、過去に日食などで世の中が真っ暗になったことがあってそれを神話にしたのではないかという説もあります。
アマテラスを外に出すために神々は話し合いました。そして、それぞれの得意分野を活かし、宴を開き、協力し合ってアマテラスを外に出すことに成功しました。それが令和に求められるテーマと言えます。

2020年は『世界に向けて』

神話に限らず、世の中には自然界・宇宙の法則があり、フラクタル(相似象)として同じようなものが出来たり同じような出来事が起こったりします。例えば、原子核の周りを電子が回っていることと太陽の周りを惑星が回っていること(太陽系もプレアデス星団・アルキオネの周りを回っています)、世界の大陸で日本地図ができること、樹木の構成と葉っぱ1枚の構成が似ている事などが挙げられます。
それは、物の形だけでなく、時間の流れに関しても言えます。春夏秋冬が繰り返したり月の周期が決まっていたりもしますが、干支暦では60の周期、マヤ暦では最長で5415年の周期などもあります。(宇宙規模で観るともっと大きな周期もあります)。
実はマヤ人が発見した周期は13のサイクルがベースで有り、1300年というスパンでも相似象になりやすいです。1300年前の720年には日本書紀が完成しました。古事記は国内向け・日本書記は海外向けと言えますが、2020年は東京オリンピックを通して、日本らしさを世界に発信する年になると言えます。

令和は『仲間作り』が重要

算命学・鳥海流四柱推命では、2014年からの15年間は太陽エリアです。この時期は、人に感動を与える・感情に訴え響かせる時期であると同時に、チーム力・営業力・人間力がポイントとなります。
なお、1999年から2013年までは風エリア(=伝達の時期)だったので、インターネットが普及しました。ライブドアも楽天も、風エリアに切り替わる頃のタイミングに設立されており、話題となった与沢翼さんは、2006年にネット通販の会社、2010年にアフィリエイトの会社を設立し、書類送検があって2014年にアフィリエイトの会社が破綻状態にあることを明らかにしました。
太陽エリアは、風エリアが表すインターネットが出来て当たり前で、そのうえで太陽エリアのポイントを追求すると良い時期です。一言で言うなら『仲間作り』を意識すると良いですが、世の中の状況を見ても、既に1人ではやっていけない時代になっています。例えば、歯医者さんは以前は歯の治療が出来れば経営が成り立っていましたが、今や人事、広報、マネジメント、集客など多様なことの対策が必要になっています。
仕事仲間・同業者・お客さん・他企業などとジョイントしたり、目的や理念を明確にして共有したりしていくと良いでしょう。

ピラミッド型から『球面体』へ

時代は、『安定の時代』と『不安定の時代』も繰り返していますが、スタンス・組織形態もそれに合わせた方が良いです。安定の時代には、ヒエラルキー(ハイアラーキー)と呼ばれるピラミッド構造が向いています。組織の統制が取れていて、上からの指示がスムーズに全体に行き渡り、それぞれが役割を全うしてそのように動くことです。また、各分野でもスターのような人が現れ、それを支持したりその教えに従うことによって、心の平安や経済的な豊かさが得られます。
今は、『不安定の時代』です。この時代は多くの人が不安を抱えており、それは組織のトップやスターとなった人も例外ではありません。ピラミッド構造の誰もがそのような状態では、誰を信じて良いのかもわからず、それぞれが自分でどう生きていくかを模索し、自立することが求められます。そのうえで、助け合っていくことも必要です。
そんな時に必要とされるのは『球面体』という形態です。全ての人が全ての人と対等に繋がり、その時々の局面によって誰が上になるかが変わり、情報も共有しあって上手く組織を前に転がしていくことです。

時代の変わり目は何かが起こる

時代が変わるという事は、空気感・エネルギーが変わるという事であり、それは人の心や意識にも影響を与えます。過去を振り返ってみても、時代の変わり目には以下のような大きなことが起きています。
  • 明治元年:明治維新、戊辰戦争
  • 大正3年:第一次世界大戦
  • 昭和2年:昭和金融恐慌
  • 昭和4年:世界恐慌
  • 平成元年:消費税開始
  • 平成3年:バブル経済の崩壊
  • 令和元年:過去最大の台風

2018~2020年は普通ではない

更に、『陰陽五行』『甲乙丙・・・』『十二支』『還暦』などでおなじみの60干支で観ると、2018年~2020年は、『異常干支』という特殊な干支が3年間続いている期間でもあります。
異常干支とは、端的に説明すると“普通ではない異常な時期”ですが、具体的にはこれまで隠されたいたものが明るみになったり、積み重ねてきたものがドンと形になったりする時期でもあります。ある意味ではフィーバー、ある意味ではパンドラの箱が開くときであり、いいものも悪いものも出てきます。
干支は60年で1周しますが、以下が60年前の出来事です。

1958(戊戌)年
・コカ・コーラが『ファンタ』を発売
・日清食品が「チキンラーメン」を発売
・王貞治投手が巨人軍入団
・皇太子・明仁親王と正田美智子が婚約
・東京タワー完工式

1959(己亥)年
・日本教育テレビ(現・テレビ朝日)放送開始。
・皇太子明仁親王(今上天皇)と正田美智子が結婚
・東海道新幹線の起工式

1960(庚子)年
・セネガル独立
・カメルーンがフランスから独立
・ロッテが「クールミントガム」を発売
・スリランカで世界初の女性首相が誕生
・アフリカで独立相次ぐ
・マダガスカルがフランスより独立

世代交代などで頭角を現す人やデビューする人が現れたり、これまで努力してきた人にスポットライトが当たったりします。逆に言えば、新しい世界に進む年であり、そのように追い込まれる・迫られる年であるとも言えます。
この時期の過ごし方は『何を・誰を大事にしたいのかを決めること』が大事で、絶対やっていけないことは『むりやり、自分1人だけで頑張ろうとしたり閉鎖的になって、ふさぎ込み、落ち込み、孤立してしまうこと』です。
例えて言うなら、荒波がやってきているときに、一人で小舟にしがみついているか、方向性を見極めてみんなで丈夫な船を作るか、くらいの違いが出てきます。心をオープンにしていきながら今、自分が置かれた状況を、周りに公開して、他力をどんどんお借りしていくことが大事です。このタイミングを機に、二極化が進むとも言われています。

庚子の年

『庚子』年は日座中殺という干支でもありますが、1960年はその影響も受け、独立する国が増えました。2020年も同じ干支ですが、これは個人の運気にも影響してきますので、『孤立せずに自立すること』が重要テーマと1つと言えます。
『子』の年は、多くの経営者(子丑空亡の人)が天中殺の時期です。特にオリンピックが終わってからは経済的にかなり揺らぐことが予測されます。
『庚(かのえ)』は“プラスの金”の性質で、『鉄や刀』、また『電化製品』『言葉』『お金』にも例えられます。時代を切り拓く力の象徴であり、直感力や感受性を表すアンテナ・媒介するものでもあります。また、鉄は熱いうちに打てと言われるように、火で熱してスピード感が重要になると共に、伝達力を高める純度もその質に影響します。
『子』は、種や始まりを表していて、原点回帰がテーマと言えます。また、子供をたくさん産むネズミをこの字に当てているように、これから増えていくという意味もあります。季節では真冬とされており、春に向けてエネルギーを蓄えていく時期とも読み取れます。

時代に合った活動

今後の時代もできる限り見据えておいた方が良いでしょう。例えば、日本は遅れていますが、これからはAIが発展していきます。それによって職業が減ると不安がっている人も多いようですが、基本的に文明が発展するほど、人は豊かになるものです。ただ、やはりその流れに付いていけないとかなり生きづらくなってしまうでしょう。どれだけ個人の能力が高くなったとしても、時代に必要とされる自分になる事は必須です。コンピューターでできることの需要は確かに減るかもしれませんが、AIを扱う人・AIにできないこと・人間にしかできないことは、まだまだ必要とされるでしょう。
また、真逆のものと融合していくことが大事であるとも言われていたり、5G電波が精神に悪影響を与えるので要注意だったりします。
昭和や平成の価値観ではなく、令和の気をいち早く感じ取り、時代に合った活動を見極めていくことです。

『傷官』『死』

四柱推命で更に詳しく観ると、『傷官』と『死』という星の意味がある年であることも分かります。読み解き方はいろいろありますが、以下がテーマの時期とも言えるでしょう。
  • 真・善・美を追求する
  • 神社参拝を行い、神様にも応援される
  • 高い技術を身に付けるなどをして人様のお役に立てるようになる
  • 直感力を磨く
  • 攻撃的な要素に気を付ける
  • 日々を楽しむ
  • お役目を全うすることに喜びを感じる
  • やりたいことは100%やりきる

個人の運気

上記は全て、世の中の流れですが、これに加えて個人の運気のバイオリズムがあります。四柱推命では天中殺を含めて12種類の周期や、更に通変星や十二運星まで出して詳しく観ることもできます。もちろん、それは未来が決まっているものではなく、本人の在り方や姿勢によって、運命はいかようにでも変えることが出来ます。

まとめ

2020年がどうなるのか、いろいろな観点で観ることが出来ますが、主なポイントは以下であると思います。

  • 人の和を重んじ、仲間と一緒にやっていく
  • 自分の軸・核・目的・目標を定め、チャレンジしていく
  • 在り方も仕事も、美しく
  • 世のため人のため明るい未来のために、時代を切り拓いていく
  • 自分と真逆を受け入れ、融合していく
  • 邪気のブロックや浄化・瞑想などをして、純粋な直感力を大切にする

これらの傾向・運気を総合的に把握したうえで、自分がどう過ごすかを、ぜひ考えてみましょう。そして「タイミングが来てから」と言わずに、今から活動を開始していち早く波に乗っていきましょう!

なお、2020年の予言をネットで調べると、ネガティブなものが多く出てきますが、それに悪い影響を受けてしまうと、状況が悪くなりがちです。明るい未来は作っていくことが出来ますので、それらを見ずに前向きに過ごした方が良いでしょう。

書籍『外神による近未来予測学2020年』

一部、執筆担当をさせて頂いた以下の本も参考にどうぞ。

⇒本の見方についての説明記事も書いています。