起業家・事業家は、大きく稼げる分、収入が不安定でもあるため、「売上が上がらなかったらどうしよう」と不安になりがちです。これはほとんどの人が経験することではないでしょうか。個人事業であれば年収1千万円を越えると成功と言えると思いますが(それ以上だと法人にした方が節税になる為)、更なる事業投資や高い税金などで出費も多くなり、お金の不安はなくならないものです。幸せになるために事業を始めたのに「不安で押しつぶされそう」という状態では、幸せではないですよね。不安を100%なくすことは難しいかもしれませんが、この記事ではお金の不安をできる限り軽減させるためのヒントをお伝えできればと思います。

現実面からのアプローチ

最低必要額の明確化

不安になる要因として『状況がよく分かっていないから不安になっている』という場合があります。毎月、何に何円かかっているのかをエクセルで表を作って、全ての項目と具体的な金額を出してみましょう。A.毎月固定で出ていくものは極力1円単位で明確にし、B.流動的に出ていくものは大体で良いので出してみて、更に、年間でかかるものも出してみましょう。また、C.年間でかかるものを12で割ると、A+B+Cで、1か月に稼がなければいけない金額が明確になります。

それが明確になったら、それ以上稼げば良いということになりますので、当月の売上がその金額を上回れば安心できますし、その何倍かの貯蓄があったり、配偶者が稼いできてくれたり、必要額以上の売上が上がったりすることでも、その分、当面は安泰であるというが判断できます。

持っている資産の確認

貯蓄があまりなかったとしても、資産が眠っている可能性があります。生命保険や定期預金、その他、積み立てている分や運用に回している分、貸しているお金もあれば、それを全て現金化すると幾らくらいになるのかを確認してみましょう。売れそうなものもあると良いですね。それらと今の貯蓄を足すと、ざっくりですが今の自分の総資産が分かります。それがある程度まとまった金額であれば、心に余裕も持てるのではないでしょうか。

支出を減らす

お金が足りない状態というのは、入ってくるお金よりも出ていくお金が多いということですから、出ていくお金をできるだけ減らしましょう。億万長者の生活の統計があるのですが、実際、億万長者は一般的なイメージとは違い、クーポンを使うなどをして節約が習慣化されており、遊びもお金があまりかからないことをしているそうです。逆に言えば、そういう意識がお金を増やすことに繋がっているという事でしょう。また、後に紹介していますが、邪気を払う習慣が無ければ、それによって無駄なことに時間もお金も使っている可能性が高いです。

固定で出ていくお金もできるだけ節約しましょう。節約とは、何かを我慢するという事ではなく、無駄を省くということです。普段の生活費だけでなく、将来のためのNISA、小規模企業共済、iDeCo-イデコ-(個人型確定拠出年金)、資産運用のための生命保険なども、かけ過ぎているのであれば、やはり現金が大事ですので見直すと良いでしょう。なお、通常の生命保険・医療保険などはお守りになっていますので、特に天中殺の時期は解約してはいけません。なお、事業に使っているお金は、節約ではなく、費用対効果で見ましょう。

貯蓄を作る

売上が上がらない不安というのは、生活に影響するから不安な場合と、生活は安定しているけど不安という場合の、大きく2つがあると思いますが、前者の場合はとりあえず先1年分くらいの貯蓄を作っておくことです。そうすると「2,3か月売上がなかくてもまだ大丈夫」という意識になりますので、心に余裕が出るでしょう。それほど心配しなくても、これまで売上が上がっていたのであれば、これからはずっと上がらないということはあまり考えられません。

他での収入を確保する

人が生活していくためには20~30万円くらいが必要だと思いますが、個人事業の初期段階でそれを稼ぐのは難しいでしょう。初期段階というのは、鑑定やセッション系であれば、1回2万円以下のサービスメニューしかない状態のことです。その状態で不安に駆られるのであれば、固定給をもらいながら働くというのも良いです。完全に独立している人が偉いわけでもないので、自分の事業の妨げにならないような仕事を探しましょう。雇われでも、四柱推命の星回りを全部活かすと、会社に行きたくて仕方がないくらい、とても楽しい日々を送ることが出来ます。

また、雇われて働く以外にも、収入を増やす方法は幾つもあります。単発のサービスだけでなく、継続的に売上が上がるサービスメニューをを増やしたり、金額が大きなものを分割払いOKにしたり、リスクが極めて少ない投資などもありますね。

売上を上げる

事業を育てていけば、売上が上がるのは当然のことです。それが難しいと感じているのは、やり方を知らないからです。起業塾やコンサルを受けたが駄目だったという人もいるかもしれませんが、それは自分に合ったやり方ではなかったのでしょう。成功者にもいろいろな種類の人がいますので、自分に合った人を見付けて助言をもらうようにしましょう。売上が増えると支出も増えていきますが、年商2~3,000万円を目指すと、途中から生活にも余裕が出るようになり、心も落ち着いて来るでしょう。

成功マニュアルの作成

事業は、運任せでやるようなギャンブルではありません。着実に繁栄させて安定させていくものです。そうでなければ、従業員を複数名雇っている会社は運営できませんから、成功マニュアルを作るというのは、企業にとっては当たり前の話です。個人事業の場合はリスクがあまりなかったり、その方法を知ることに投資をしないためにやり方を知らなかったりして、それをしない人が多いのですが、誰でも『自分の成功マニュアル』を作ることが出来ます。上手くいった事に再現性を持たせて、その確率も上げて、ルーティンにすれば良いのです。同時に、上手くいかないことは改善するか辞めるかを判断することです。

神社参拝をする

神社参拝の効果・重要性はボリュームが多いので、ここでは全てを書くことができないのですが、ざっくり言うと、自分の意識や心が変わる効果と、目に見えない神様のサポートのような効果との両方を受けることができます。神様に応援される参拝方法についてもいろいろあるのですが、今回は『不安を軽減する』というテーマですので、2つだけお伝えしたいと思います。

1つは、自分がお仕えさせて頂くお役目とこれからの役割を伝えることです。そして2つ目は、そのためのお願い事をすることです。要は、「世のため人のためにこの仕事をしていて、もっとこうしていきたいです。そのためにはこれが必要ですのでお力添えをお願いします」というようなイメージで、自分と神様を信じることです。神様も人と同じで、良き想いで頑張る人を応援してくれるのです。そして祝詞に『惟神霊幸倍坐世(かむながらたまちはえませ)』という言葉がありますが、これは『神様に全託します』という意味があります。お祈りした後は、見返りを強く求めずに、心を落ち着かせて過ごしましょう。なお、お賽銭は最低千円入れましょう。どうしてもお金が無ければ、後払いでも構いません(その場合はその旨を神様に伝えておきましょう)。

おみくじを引く

おみくじは占いの一種でもありますが、神社参拝をした後に頂ける神様からのメッセージでもあります。大吉や凶と書かれている部分は気にしなくて大丈夫です。大事なのは和歌の部分です。一般的なおみくじには上の部分に和歌とその訳が書いてありますので、そこを読んで意に留めましょう。そしておみくじの紙はそこに結んで帰る人も多いですが、そうしなければいけないということはありません。後で読み返せるように、手帳に挟むなどしておくと良いでしょう。

なお、おみくじを引くのは基本的に1回だけです。別の神社に行ってまた引いても良いですが、同じ時期に何度引いても、不思議と同じようなメッセージを引くものです。状況が変わってからまた引いてみると、次のメッセージがいただけます。

祈る

祈りは、日本では軽視する人が多いですが、実際に効果があります。多くの宗教や民族では重要視しており、日本でも天皇陛下の主な仕事は祈ることです。祈りとは、自我を横に置いておいて世の中や人の幸せを願うことです。

御成敗式目に『神は人の敬により威を増し 人は神の徳によりて運を添ふ』という言葉がありますが、これは『人々が神様を敬うことで神様は益々威力を増し、その神様の力により人の運も開ける』という意味ですが、日本は八百万の神ですので、至るところに神様がいます。どこかの宗教に入信する必要はありませんが、あらゆるものを神様と見立て、人が古来から行ってきた“祈り”の力を使いましょう。時々祈るというよりは、何か行動する時は常に祈りながら、1つ1つの動作を丁寧に行っていくと、安心の境地に達して、自然と不安も薄れていくでしょう。

言葉や態度から変える

これは海外のコーチングでよく使われる手法で、その効果も実証されています。上を向きながら下向きなことを考えたり、笑いながらネガティブになったりすることが難しいことを考えると、その効果も想像できると思います。脳は行動や言葉が嘘でも本当のように認識すると言われています。気持ちが入っていなくても良いので笑ってみたり、「ツイテル」「大丈夫」「ラッキー」「楽しい」など言ってみたりしましょう。そのような口癖を習慣にすると脳はなぜそうなのかを考えるようになり、不安も軽減されるでしょう。

切り替える

マイナスな状態は『1.断ち切る ⇒ 2.ご機嫌になる ⇒ 3.盛り上げる』の3ステップで切り替えることが出来ます。断ち切るには「さっきまでは不安だった」「さっきまでは調子がイマイチだった」という事です。ご機嫌になるには、自分がこれまでご機嫌になったことをやりましょう。好きな音楽を聴いたり、アロマを焚いたり、何でも良いです。不安な状態では魅力は出ないですし、焦ってやることは大体良くない結果に終わりますので、自分の状態が良くないなら、まずはその状態を良くすることです。そして盛り上げるとは、自分で自分の気持ちを盛り上げることです。「よーし!これからどんどんいい感じになっていく」など何でも良いので、自分に合った言葉を探して言ってみましょう。

失敗経験を積む

売上が安定しないことに不安になるのであれば、それを経験することで「それでも何とかなる」と思えるようになります。実際、何とかならない状況にはならないのです。そもそも何とかならない状況というのは、死ぬことだけではないでしょうか。事業の序盤からある程度の期間は売上が不安定になるものですので、それに慣れておくことも必要です。これは意図的にできるものではないと思いますが、良い経験をさせて頂いていると捉えましょう。なお、過去に借金で大変な目に遭った場合は、プチトラウマのようになっているかもしれませんが、「その時とは状況も自分の器も違う」ということを認識し、それに囚われないようにしましょう。

エネルギーを循環させる

売上が上がらないのは、エネルギーが循環していないからです。エネルギーの1つがお金ですので、エネルギーを循環させることによって、お金も入ってくるようになります。エネルギーを循環させるには、徳を積むことです。言い換えると、世のため人のためになることをやる事です。より社会のためやより多くの人の役に立つことによってより喜ばれ、よりエネルギーが循環し、より入ってくる豊かさも大きくなります。まずはエネルギーがなければ循環させることもできませんので、エネルギーを高めて溜めて元気になってから循環させましょう(その方法は省きますが)。また、自分の利益だけを考えているうちは大して上手くいきませんので、いかに人のお役に立てるのかを考えて行動に移してみましょう。

とにかく動く

出来ることはとにかくやってみましょう。不安になるのは不安になる余裕があるという事でもあります。とにかく考えてはそれを実行に移しましょう。「このまま売上が上がらなかったらどうしよう」ではなく、「どうすれば良いか」という前向きな問いを持つことで生産性のある行動が出来ます。できることは全部やる事です。努力する人を、天は見捨てません。

年単位で見る

事業をやるうえで、毎月高い売り上げを上げ続けるというのは不可能と言っても良いでしょう。なぜなら、人は様々な影響によって心が変わり、お金を払うかどうかの判断基準が変わるからです。例えば、一般的にニッパチ(2月と8月)は売上が落ちると言われていますし、5月も五月病やGWの休みボケが影響すると傾向もあります。更には、12月の雰囲気や年末年始、夏休み、お盆休みなども影響します。

また、運気のバイオリズムもありますので、干合の月はお金が入るでしょうし、バイオリズムは一定ではありませんので、良い月と良くない月があって当たり前です。

今月の月商・月収がいくらかよりも、年商・年収がいくらかの方が大事なのです。今月の申込が1件も無くても、これまでの月平均を今年の残り月数にかけて、例えば年商が700万円くらいになりそうなら、個人事業としてはわりと良い方だと思います。これまで稼いできた平均値くらいは稼げる自分になっているという『お金の器』がありますので、去年の年商を著しく下回るという事はあまり考えられません。逆に、経験を積んだりお金を使うほど器が大きくなっていきますので、そうして自分や事業も育てていれば、売上は上がり続けて当たり前なのです。

雑念を浄化する

不安になる原因の1つは、心が雑念でいっぱいだからです。世の中にはマイナスな情報が多いため、普段生活をしているだけで邪気に侵されていますので、できれば毎日、それを浄化する必要があります。浄化には火・風・水を使った方法など様々ありますが、最も効果があるのは鼻うがいです。他にも酒風呂や瞑想などがあります。それぞれ効果的なやり方があり、注意事項などもありますので、必ず安全な方法を調べてからやるようにしましょう。

場を整える

普段の生活や仕事では、場の影響を受けています。掃除が8割大事だと言っている飲食店があったり、占い鑑定も場とセットで行ったりもしますが、パソコン作業が多い人はデスクやパソコン、仕事部屋を常にきれいにしておく必要がありますし、寝食をする家も常にきれいに保っておく必要があります。気持ちの良い空間で過ごすことで余計な事に気をとられなくなり、スッキリとした気持ちで前向きに仕事をすることが出来るでしょう。

自分の資質を活かす

売上を上げることができない大きな要因の1つには、本来の自分を活かしきれていない事も挙げられます。これは四柱推命で観ると最も分かりますが、持っている全ての星のステージを上げながら活かしていくためには、その時々の課題をクリアしながら、それを追求していくことです。自分で四柱推命を観れるようになって、自分で自分を鑑定したり、四柱推命仲間と話したりすることで、日ごろからチェックしながら改善していくことができるでしょう。全ての星を活かすと、仕事もプライベートも充実して非常に楽しい日々を送ることが出来ますし、状況も好転していきます。

運気のバイオリズムを観る

不安になったり売上が落ちたりするのは、運気のバイオリズムが原因となる場合も少なくありません。特に『天中殺』や『納音』などはチェックしておいたが方が良く、それは年・月・日それぞれにあります。また、10年ごとに社会に求められる役割が切り替わる大運という流れがあったり、大器晩成型の命式(星回り)を持っている人もいます。運気のバイオリズムを知ることで、それに合わせて状況を良くすることもできますし、気持ちの切り替えが上手くできるようにもなります。

精神面からのアプローチ

不安の正体を知る

不安とは、「最悪な状態になりたくない」「現状をもっと何とかしたい」という前向きな気持ちがあるからこそなる心の状態ですので、悪いものではありません。確約が無い未来の人生を冒険するにあたっては、絶対に付いてくるものですし、必要なものです。中には、「事業で不安が無かったからやる気も起きなくて上手くいかずに辞めてしまった」という人もいますし、不安があるからこそリスク管理や予備プランを練ることが出来たりするのです。

運の法則を知る

上記に運気のバイオリズムのことを書きましたが、運はずっと良いという事もなければ、ずっと悪いということもありません。ざっくり言うと、運は悪くなったらその後は良くなるのです。そして、運が良いならその後に悪くなるかと言えば、絶好調を好調にする程度に抑えることが出来ます。ずっと上手くいっている会社や売れ続ける芸能人のようなイメージです。前述したエネルギーを循環させることを意識しましょう。

最悪をイメージする

不安になるのは、ネガティブな未来をシミュレーションしてしまっている状態ですが、どうせシミュレーションをするなら、もっと先までしましょう。例えば、今月の売上がゼロだったとしたら生活費がいくら足りなくなるか、足りなかったらどうなるのか、そしてそれに対してどうすれば大丈夫なのかの策を具体的に考えることです。そうすれば、それが現実に起きたとしても、その策を実行すれば良いだけなので、大丈夫ですよね。そして実際は、最悪な状態にはならないものです。

今に焦点を当てる

引き寄せの法則とは簡単に言うと『今の気分の状態がそのまま引き寄せられる』ということですから、今が良い気分なら、良い状況が起こるようになります。ですから、未来に不安を抱いている状態はあまり良くありません。その焦点を変える解決法は簡単です。人は基本的に一度に1つの事しか考えることが出来ませんから、未来ではなく今に焦点を切り替えれば良いのです。

「今、私は不安なんだなぁ」というところから始めても構いません。その場合は「でも、それはまだ起きていない出来事なんだよなぁ」「不安っていい奴なんだよなぁ」「不安になれる機能って、有難いなあ」などと切り替えていきましょう。また、「お金や売上が足りない」という無いものではなく、「これまでも申込んでくれた人がいたなぁ」「いろんな人のおかげで事業をやれているんだなぁ」などと有るものに焦点を当てましょう。感謝の気持ちが湧くと幸せにもなれますし、有難いことに浸っていると、引き寄せの法則で有難い事象が起きてくるでしょう。

前提を変える

人には無意識に思い込んでいる『前提』というものがあり、何かが起きた時にその潜在意識(個人的無意識)が顕在化する感情に影響を与えています。例えば、売上が落ちて不安になっているのは、『売上とメンタルが連動している』という前提があり、『今の自分ではそれを盛り返せない』『一人前の事業者ではない』『まだ安定していない』という前提があるのです。

それらを例えば、『私のメンタルは売上には左右されない』『私は多くの人に愛されている天才的な事業家である(実際にこれだけの人がこういうことをしてくれた)』『既に安定している。(これまでもやってこれたのだから)』に変えてみましょう。いきなりは難しくても、「~かも」という所から入ると、潜在意識に信じ込ませやすくなります。そしてそれが現実になっていくのです。

執着していた理想像に気付く

悩みの全ては執着であると言われますが、理想の自分に執着していると、そうならないことに不安を覚えてしまいます。執着している自分を知るヒントは、人に言われてイラっとすることです。同じ言葉を言われても、平気な人・受け流す人・「あなたはそう思ってるんですね」と捉える人もいる中で、自分は過度に反応してイラっとしてしまうということは、「私はそうじゃない!」という理想に執着しているということです。

あなたは失敗を絶対にしない人でしょうか?完璧に仕事をこなす人でしょうか?事業を安定させ繁栄していく人でしょうか?天才でしょうか?その理想像やセルフイメージを持つことは良いことですが、執着する必要はないのです。執着していることに気づいたら、「別にそうでなくてもいいじゃん」と思えてくるものです。

人に頼る自分を許す

個人起業家は自分だけで何とかしようとしがちですが、人は一人では豊かに生きていくことができません。そもそも個人の能力には限界があり、得意・不得意があります。令和時代のテーマは、チームを組んでみんなで豊かさを増やしていくことです。自分で稼いで自由に生きることはありません。友人に相談したり、相手が喜ぶ提案をして他力を使うことを考えて見ましょう。また、お金が足りなくなったら親からもらう・借りるという選択肢もありですね。まず最初の第一歩は、人に頼っても良いと自分に許可を出すことです。

何のメッセージかを考える

起きる出来事には、全て意味があります。売上が落ちるのも安定しないのも不安になるのも、天命を果たすために必要な経験であり、乗り越えるべき課題であるのだと、天が用意してくれた事象です。何のためにその状態になったのでしょうか?それを乗り越えた先に、どんなお役目が待っているのでしょうか?そのメッセージに気付き、前向きに向き合うことで次のステージへと招待されることでしょう。

使命に焦点を当てる

心は、その響きの通りコロコロ変わりやすい性質を持っており、安定を求めますので、不安定な状況を嫌います。ですから、安定していないことに対して不安になるのは、当然のことです。ですが、魂はその逆です。もっと輝きたい・もっと成長したい・もっと大きくなりたい・もっと美しくなりたい・もっと役割を全うしたい、という不安定な状態を求め、ただ安定している状態を嫌います。ですので、事業をやるうえでその葛藤が起こるのは当たり前の事なのです。

心の状態は確かに大事ですが、あまり心の事ばかりに焦点を当てていると、魂も眠ってしまいますし、前に進むことはできません。それよりも、魂に焦点を当てることです。要は、使命のために活動することです。そうしてステージを上げていくと、お金は最重要課題ではなくなります。「お金があっても無くても使命は全うするし、何とかなる・何とかする」という感覚です。⇒使命の見つけ方はこちらの記事を参照ください。使命がピンと来なければ、『人を幸せにすることを自分の幸せにする』という意識を持って、そこに焦点を当て、それを追求するのでもOKです。

諦める

最後に、「もうどうにもできない!」と思ったら、一度諦めてみましょう。何もしないで好きな事だけをしてダラダラ過ごすイメージです。そもそも世の中にはお金が増えているのです。金(きん)は毎年発掘されていますし、お金はあの世に持っていくことができないので、1人あたりが持っているお金も増えているはずです。だから何とかなりますし、諦めることである意味で吹っ切れて、売上が安定しようがしなかろうが、どっちでも良くなります。これは執着を手放すことにも繋がりますし、自分の状態を良くすることにも繋がります。実際、何もしない日々を過ごしていると、自然と状況も良くなってきます。