立冬-りっとう-(11月7日~11月21日頃)

特徴

立冬とは、冬が始まる頃。この日から立春の前日までが冬。日は短くなり時雨が降る季節。木枯らしが吹き、木々の葉が落ち、北国や高山からは初雪の知らせも届きます。関東では空っ風が吹く頃。間冬の寒さに備えて冬の準備を始める「こたつ開き」の時期でもある。

花『茶の花』

名前の通り、お茶の木に咲く花である茶の花。椿にそっくりな小ぶりな花で、実も椿の実とそっくりです。更に、成分も椿と似ているため、椿油と同じく化粧品などで使われることもあるようです。

野菜『蓮根-れんこん-』

穴があき、先が見え見通しが良いことから縁起の良い食べ物とされています。今年の夏は高温の晴れの日が多かったため、美味しい蓮根がたくさんできると期待されています。

果物『林檎-りんご-』

身体に良いフルーツの代表である林檎。毎日食べることで、自律神経の乱れを正常に戻し、ストレス解消に効果的な果物です。美肌効果もあるので、体内から美しさを維持してくれます。

魚『牡蠣-かき-』

牡蠣は貧血の改善に効果がある食材の中で、最も理想的な食べ物です。新鮮な生牡蠣は美味しいですが、貧血には火を通した温かい牡蠣のほうが効果があります。

行事『七五三』

11月15日は七五三です。数えの歳で、男の子は3歳5歳、女の子は3歳7歳の時に、各地の神社へお参りへいきます。千歳飴は親が子どもの長寿を願っていることから、長くなりました。

七十二候

山茶始開-つばきはじめてひらく-(7~11日頃)

読みは「つばき」ですが、山茶花(さざんか)が咲き始める頃のことです。椿と混同されがちですが、先駆けて咲くのは山茶花です。冬枯れの景色の中で、大輪の山茶花の花はより一層目立ちながら、綺麗に咲き誇ります。

地始凍-ちはじめてこおる-(12~16日頃)

冬の冷気のなかで、大地が凍りはじめる頃。朝は霜が降り、場所によっては霜柱が見られる所もあります。夜は冷え込みがいっそう厳しくなるので、部屋の窓の結露にも注意が必要です。

金盞香-きんせんかさく-(17~21日頃)

水仙の花が咲き芳香を放つ頃。漢字やよみからは、金盞花を連想してしまいそうですが、「金盞」は金の盃のことで、水仙の花のことを表しています。水仙は上品な香りと、育てやすさから人気のある花です。