実は、事業は半分くらいが『運』です。いくら在り方を高めてやり方を学んでも、最終的にはお客様が自分でどうするのかを決めるからです。ただ、その『運』は上げていくことが出来ます。事業はギャンブルでもサバイバルでもなく、着実に繁栄させていくものですから、運を良くする方法も学び、運気も味方に付けていきましょう。

運の良し悪しには、法則性があります。ざっくり言えば運が良くなった後は悪くなり、悪くなった後は良くなるという具合に、運気のバイオリズムがありますので、運気が一定という事はありません。細かい運気の特性とその対策については記事ではお伝えしきることが難しいので(四柱推命講座でお伝えしています)、特に重要な天中殺についてのみ後述させて頂きますが、まずは運にはどのような法則性があるのかをお伝えさせて頂きます。

『運』は、『徳量』や『エネルギー』と深く関係しています。“溜めて使う”という視点では、ほぼ同じと言っても良いでしょう。徳を積んだりエネルギーを溜めたりすることで、運が溜まっていきます。徳を積むとは、世のため人のための行いをするという事です。エネルギーについては後述しますので、ここでは省略します。

そして良いことがあると運を消費します。正確に言えば、日々、運・徳・エネルギーを使って生きていますので、普段から消費しているのですが、人に賞賛されたり、良い出会いがあったり、閃きやチャンスが訪れたり、何かが起こることで運・徳・エネルギーを大きく消費します。消費するのは悪いことではありませんが、人が嫌がることや度を過ぎた言動は無駄遣いとなりますので、控えましょう。

大事なのは、常に運・徳・エネルギーを溜め続けるということです。それらは、溜まるとモチベーションや閃きなど、様々なものに変換されます。また、徳を積み続けることでエネルギーを循環させることができ、外部からもチャンスや賞賛やお金などがやってきます。

要は、運・徳・エネルギーを溜めて、無駄に消費することなく、循環させれば、常に運が良い状態を創り出すことができるということです。運気のバイオリズムはありますが、それも高い基準での流れとなりますので、最悪な状態にはなりません。事業でも芸能人でも、長く売れ続ける人と一発屋で終わる人は、それをしているかしていないかの違いがあるのです。

⇒続き『集合意識を味方に付ける』を読む