占い師と呼ばれる人は、世の中にたくさんいます。ネットで検索してもたくさん出てきますし、デパートや駅前などでも良く見かけます。彼らは特殊な能力があるわけではなく、占いを学んでできるようになったのです。もちろん例外はいると思いますが、ほとんどの占いは学問ですので、誰でも習得が可能です。ただ、占いの知識を習得することと人を幸せにすることは、イコールではありません。

占い師の仕事はおおざっぱに言えば、人を幸せにすることです。占いにはいくつもの種類があり、読み解き方も流派や人によってまちまちです。要は、占いで出た結果を相手にどう伝えるのかは、その占い師によって違うという事です。

例えば、結婚したい人の占い結果に結婚が難しいと出た場合、「あなたは結婚が出来ません」と言うと、その人が結婚できる可能性は占いを受ける前よりも低くなってしまいます。逆に「努力次第で結婚はできますよ」と言ってあげると、その確率は上がります。これは、占い結果を無視しているわけではありません。運命は、変えられるのです。現に、四柱推命で結婚の星がなくても結婚している人はいますし、手相も生き方によって変わっていきます。

占い師の中には、お客さんを占いに依存させてリピートさせたり、価値に見合わない高額なものを売ったりする人も少なくないようですので、人を幸せにするという本来の目的を忘れてそうならないように注意が必要です。

「人を幸せにするって難しそう」そう思いましたか?実は、逆です。もちろん経験を積んでその質を高めていていく必要はありますが、占いを完璧に習得することの方が難しいです。それよりも人を幸せにするという目的に焦点を当てていれば、占いの知識は細かい部分まで分かっていなくても、相手に良い影響を与えること、すなわち、仕事として成り立たせることはできます。

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