「今年・来年はどんな年になるのか」
それは多くの人が気になっていることであり、

運気の流れには法則性がありますので、
推測することもできます。

令和も4年目となりますが、
様々な観点がありますので
ぜひ参考にしてみてください。

なお、2021年2月3日までは
2021年の運気ですから、
それまでの事は以下を参照ください。
⇒2021年の運気・運勢・過ごし方

令和は『陽』の時代

時代は、明治(陽)⇒大正(陰)⇒昭和(陽)⇒平成(陰)と、陰と陽を繰り返しています。『明治時代』は、渋沢栄一が産業を発展させました。『大正時代』は、民本主義を謳った大正デモクラシーが起こりました。『昭和時代』は、最終的には東京タワーやディズニーランド、ファミコン、成田空港や青函トンネルも完成し、物質文明が発展しました。第二次世界大戦(1939.9.1~1945.9.2)もありましたが、日本のお陰で世界の植民地支配がほぼなくなって独立する国が増え、東京オリンピック(1964)に参加した国も120か国にまで増えました。『平成時代』は、物価もあまり変わらず経済的な成長はしませんでした。

そして『令和時代』は、ここでは書けない真実もありますが、発展していく、いや、発展させていくべき時代であると言えます。2024年には新1万円札が渋沢栄一になる事もそれを象徴しています。

令和は『和』の時代

日本に古くからある言霊信仰の見方をすると、元号はその時代を表しています。複合的にいろんなメッセージが含まれているのですが、例えば『明治』は、“日と月で治める”と書きますが、日は物質文明を表し、月は精神・文化・宗教・文学などを表します。明治時代は、身分・人種の差をなくす精神で明るく治めていくことを目的としてた時代であったと言えます。
『大正』は、“大きく正す”という字の通り、物質文明に偏った状況を正すために女性性や原点を大事にする原点回帰の時代であったと言えます。『昭和』は、“日が召されて和する”と書きますが、目に見える所で豊かになっていこうという時代でした。
『平成』は、“平らに成る”または『平』の字は『一八十』と分解できますが、これは“イワト”と読むことができ、“(天照大御神が)岩戸にお隠れになっている時代”という意味があります。地下鉄サリン事件や毒物カレー事件、大震災や台風などの暗いニュースが目立ちました。まさに、暗闇に包まれたような時代だったと言えるのではないでしょうか。前向きに捉えれば浄化や学び、繋がりができた時代でもあり、スプリチュアルブームとなるくらい人々が本質を求めていった時代とも言えます。
そして『令和』は、“テーマは和すること”であると捉えられます。“れい”は様々な見方が出来ますが、1つは“0(零)”ですので、これも輪の形をしています。また、『鈴』『冷』の時にも使われるように、澄み切るという意味もあります。

令和は『天岩戸開き』

時代は、神話が繰り返されているという見方があります。平成は天岩戸隠れの時代と書きましたが、過去と照らし合わせるとこれは偶然とは言い切れません。
日本神話では宇宙が出来た後、イザナギとイザナミが日本の国土を生んでいきますが、明治時代に廃藩置県が行われています。その後、イザナミは死に、黄泉の国に連れ戻しに行きますが、結果として愛し合った者同士が別れ、イザナギは嘆きと悲しみに沈みました。第一次世界大戦では日本はロシアに出兵し、更に関東大震災で別れや悲しみに包まれました。

それからイザナギは
アマテラスを産み、スサノオによって世界が荒れたり他の神様が死んだりもしましたが、なんだかんだでアマテラスによって世の中は保たれていました。昭和は戦争や原爆もあって荒れましたが、平和的な条約が締結されたり戦争が終わったりして、世界は照らされ、和しました。
アマテラスは、管理不足で神様を死なせてしまったと自分を責めて天岩戸に隠れたのが平成ですが、実際、過去に日食などで世の中が真っ暗になったことがあってそれを神話にしたのではないかという説もあります。
アマテラスを外に出すために神々は話し合いました。そして占いで作戦を決め、それぞれの得意分野を活かし、宴を開き、協力し合ってアマテラスを外に出すことに成功しました。それが令和に求められるテーマと言えます。
アマテラスは太陽神ですから、それによって世界は明るくなります。コロナ=太陽ですから、コロナによって本当の光が不自然な闇を切り裂き、これから明るくなっていくのです。
そのために必要なことは、力持ち・アイディアマン・踊り子など、それぞれの資質を活かしたチームで、作戦を考え、宴をすることです。楽しいことによって、世は照らされていくでしょう。

1300年周期で似たことが起こる

神話に限らず、世の中には自然界・宇宙の法則があり、フラクタル(相似象)として同じようなものが出来たり同じような出来事が起こったりします。例えば、原子核の周りを電子が回っていることと太陽の周りを惑星が回っていること(太陽系もプレアデス星団・アルキオネの周りを回っています)、世界の大陸で日本地図ができること、樹木の構成と葉っぱ1枚の構成が似ていること、地球の海と人間の水分の割合が同じことなどが挙げられます。
それは、物の形だけでなく、時間の流れに関しても言えます。春夏秋冬が繰り返したり月の周期が決まっていたりもしますが、干支暦では60の周期、マヤ暦では最長で5415年の周期などもあります。(宇宙規模で観るともっと大きな周期もあります)。
実はマヤ人が発見した周期は13のサイクルがベースで有り、1300年というスパンでも相似象になりやすいです。約1300年前、721年には通貨の換算や軍の配置など、国を整えるようなことがされています。2024年には紙幣が刷新されますが、国の整備のようなことも起こるかもしれません。
720年に日本書紀完成によって日本らしさを世界に発信したように(古事記は国内向け・日本書記は海外向け)、今後、水で走る自動車などの技術が世界に発信されていくかもしれません。
また、722年には百万町歩開墾計画が掲げられました。それから1300年後の2022年は、農業や地方に移住するための政策が強まるかもしれませんね。

令和は『仲間作り』が重要

算命学・鳥海流四柱推命では、2014年からの15年間は太陽エリアです。この時期は、人に感動を与える・感情に訴え響かせる時期であると同時に、チーム力・営業力・人間力がポイントとなります。
なお、1999年から2013年までは風エリア(=伝達の時期)だったので、インターネットが普及しました。ライブドアも楽天も、風エリアに切り替わる頃のタイミングに設立されており、話題となった与沢翼さんは、2006年にネット通販の会社、2010年にアフィリエイトの会社を設立し、書類送検があって2014年にアフィリエイトの会社が破綻状態にあることを明らかにしました。
太陽エリアは、風エリアが表すインターネットが出来て当たり前で、そのうえで太陽エリアのポイントを追求すると良い時期です。一言で言うなら『仲間作り』を意識すると良いですが、世の中の状況を見ても、既に1人ではやっていけない時代になっています。例えば、歯医者さんは以前は歯の治療が出来れば経営が成り立っていましたが、今や人事、広報、マネジメント、集客など多様なことの対策が必要になっています。
仕事仲間・同業者・お客さん・他企業などとジョイントしたり、目的や理念を明確にして共有したりしていくと良いでしょう。

流行ったマンガは時代のテーマ

流行るマンガは、その時代を象徴しています。1980年代~90年代の高度経済成長期は、ドラゴンボールや北斗の拳が流行りましたが、その頃は個人の力の強さが大事な時期でした。その後、バブルが崩壊して時代の価値観が変わりました。2000年代はワンピースやポケモンが流行りましたが、この時代は仲間が大事だというメッセージなのです。
そして昨年流行ったのは鬼滅の刃です。この流れは2022年も続くでしょう。鬼滅の刃は2016年~2020年の申年~子年に世に出たマンガですが、これは鬼退治伝説の桃太郎と関連があります。申・酉・戌=猿・雉(きじ)・犬。亥・子は、鬼滅の刃ではイノシシの覆面を被ったキャラクター「いのすけ」と主人公の妹「ねずこ」、桃太郎では、=核が桃で、は水の五行ですから海を渡ることです。そして丑・寅は、鬼(牛の角に虎のパンツ)を表しています。
鬼滅の刃は、主人公が弱いところから始まります。鬼をやっつける鬼殺隊でも一番下の『癸』という階級です。要は、みんなで力を合わせ、人の力も借りて、不況・天変地異・ウイルス騒動などの鬼を退治していきましょうという時代背景・メッセージがあるのです。2021年・2022年は、丑寅の年ですから、まさに鬼退治の渦中となるでしょう。
また、『東京卍リベンジャーズ』も話題となりましたね。この漫画は、大切な人が亡くなった現代をなんとかしようと、これまた弱い主人公が過去に戻って未来を変えようとするのですが、解決したと思っても本質的なことを解消していないために結局は同じ結果となり、また過去に戻って・・・というような内容ですよね。本質的なことに、より向き合う時期と言えるでしょう。
2022年秋に公開予定の映画『スラムダンク』も、どんなものになるか楽しみですね。

ピラミッド型から『球面体』へ

時代は、『安定の時代』と『不安定の時代』も繰り返していますが、スタンス・組織形態もそれに合わせた方が良いです。安定の時代には、ヒエラルキー(ハイアラーキー)と呼ばれるピラミッド構造が向いています。組織の統制が取れていて、上からの指示がスムーズに全体に行き渡り、それぞれが役割を全うしてそのように動くことです。また、各分野でもスターのような人が現れ、それを支持したりその教えに従うことによって、心の平安や経済的な豊かさが得られます。
今は、『不安定の時代』です。この時代は多くの人が不安を抱えており、それは組織のトップやスターとなった人も例外ではありません。ピラミッド構造の誰もがそのような状態では、誰を信じて良いのかもわからず、それぞれが自分でどう生きていくかを模索し、自立することが求められます。そのうえで、助け合っていくことも必要です。
そんな時に必要とされるのは『球面体』という形態です。全ての人が全ての人と対等に繋がり、その時々の局面によって誰が上になるかが変わり、情報も共有しあって上手く組織を前に転がしていくことです。

時代の変わり目は何かが起こる

時代が変わるという事は、空気感・エネルギーが変わるという事であり、それは人の心や意識にも影響を与えます。過去を振り返ってみても、時代の変わり目には以下のような大きなことが起きています。
  • 明治元年:明治維新、戊辰戦争
  • 大正3年:第一次世界大戦
  • 昭和2年:昭和金融恐慌
  • 昭和4年:世界恐慌
  • 平成元年:消費税開始
  • 平成3年:バブル経済の崩壊
  • 令和元年:過去最大の台風
  • 令和2~3年:コロナウイルス騒動

これらは、新たな時代になっていくための必要な作用であると言えるでしょう。これらを乗り切り、これまでの過去の時代に捉われることなく、新しい時代を生きる者として意識を変え、順応させていくことです。

壬寅の年

『陰陽五行』『甲乙丙・・・』『十二支』『還暦』などでおなじみの60干支で観ると、2022年は『壬寅-みずのえとら-』という干支が巡ってきます。

『壬』は海を表し、大きな勢いと広い心、深い愛を持って、大海原に出向するような、物事が大きく動きだす年になるでしょう。言霊でひも解くと、『海』は「生み」ですから、何かが生み出される年でもありますので、クリエイトする、一歩踏み出す、立ち上がる、ファーストペンギンとなる(自分が一番最初に始める)ということがテーマと言えます。

『寅』の字は、万物がいっせいに成長し、芽を出す様子を表しています。『子』の時に蒔いた種が『丑』の時に根を生やし、それが目に見える成果として感じられる年になるでしょう。
種をまいていない方、見えない部分の基盤を築いていない方は、一刻も早く、芽を出す過程を踏むようにしましょう。ここで頑張らなければ、2023年(卯年)・2024年(辰年)で『卯辰(うだつ)』が上がらなくなってしまいます。
また、多くの経営者が空亡だった子丑の2年間は過ぎましたが、経営者の半分は2022年までは天中殺ですから、油断は禁物です。経営者が天中殺という事は、経済が不安定ということでもありますから、すべての人に関係することです。
南海トラフ地震、首都直下型地震、富士山噴火も、いつ起こるか分かりません。

時代に合った活動

今後の時代もできる限り見据えておいた方が良いでしょう。「コロナが明けるかどうか」「仕事やお金はどうしていこうか」などの、迷いや不安がある人、何も考えない人や情報に流されたり惑わされたりする人も多い中で、生きがいややりがい、天職・天命・本当の幸せを追求する人も増えてきました。
また、これからはAIも更に発達し、お金に対する価値観も変わり、メタバース(仮想空間)がインフラ的存在になるかもしれませんので、必要とされる職業も変わってくるでしょう。グレートリセットやベーシックインカムなども視野に入れておいたほうが良いでしょう。
どれだけ個人の能力が高くなったとしても、その流れに付いていき、時代に必要とされる自分になる事は必須であり、四柱推命的には、大運(10年ごとの社会運)に沿ったことでなければそれもまた社会に通用しなくなってしまいます。
これまでの常識や価値観に固執することなく、今の自分にできる事、人間にしかできないこと、今の人様のお役に立てることなどを柔軟に見極めていきましょう。

今年の通変星・十二運星

四柱推命で更に詳しく観ると、『偏官』『偏財』『食神』『病』という星の意味がある年であることも分かります。読み解き方はいろいろありますが、以下がテーマの時期とも言えるでしょう。
  • 偏りをつけて才能を発揮させる
  • みんなで楽しく過ごす
  • 多くの人と関わり、喜ばせまくる
  • お金を循環させ、経済を回す
  • 夢をかなえる
  • 行動あるのみ

個人の運気

上記は全て、世の中の流れですが、これに加えて個人の運気のバイオリズムがあります。四柱推命では天中殺を含めて12種類の周期や、更に通変星や十二運星まで出して詳しく観ることもできます。もちろん、それは未来が決まっているものではなく、本人の在り方や姿勢によって、運命はいかようにでも変えることが出来ます。

まとめ~2022年に大事な5つのこと~

2022年がどうなるのか、いろいろな観点で観ることが出来ますが、主なポイントは以下の5つであると思います。

  1. 新しいことを世の中に出す
  2. 本当の敵(鬼)をみんなで倒す
  3. 人と関わり、お金も使って、経済を回す
  4. 勇気を持って、夢をかなえる
  5. 仲間と楽しく過ごす

これらの傾向・運気を総合的に把握したうえで、自分の運気も確認してどう過ごすかを考えてみましょう。

『2022』と言う数字は、「2つに別れていく」「陰」という意味もありますので、ぜひ陰の中に陽を見出し、二極化が強まっても陽を選択できるよう、今すぐ本心が求める活動を始めましょう。