比肩+冠帯は、葛藤の星
月柱と日柱は強く出る部分ですので、ここに『比肩』と『冠帯』の両方があると、葛藤が起きやすいです。なぜなら、『比肩』は1人が好きな星なのに対し、『冠帯』は友達が多い方が運勢が強くなる星だからです。
1人が好きなのは別に悪いことではないのですが、人生を豊かに生きていくには人との関りが必須ですよね。特に人脈の星(財星)も劫財もなければ、葛藤が強いかもしれません。
以下は僕の命式ですが、このような状態です。
比肩+冠帯の注意点
もし『冠帯』の星があっても『比肩』が強く出て、1人でいる事が多かったり
明るく人と接していなかったりすると、『冠帯』の裏の星である『墓』の要素が出てきて、地味な生活になってしまいます。
『墓』は“探求する”という良い意味もありますが、冠帯が陰転すると運勢エネルギーも10⇒5になってしまいますので、そうならないよう注意が必要です。
比肩+冠帯の対策
葛藤するような星回りでも、両方を活かす対策はあります。
1.メリハリを付ける
『比肩』が日柱にある場合は、プライベートでの1人の時間は大事にしつつ、人と会う時は『冠帯』の要素である『華やかさ』をイメージして明るく振る舞うことです。
『比肩』が月柱にある場合は、お客さんと1人1人向き合いながらも、時には『冠帯』の要素である派手な人づきあいもすると良いでしょう。
『比肩』と『冠帯』が両方ある場合の派手な人付き合いとは、少人数の有名な人と接するようにすると、無理なく両方が活かされますね。
2.他の意味を活かす
『冠帯』には、『女性を対象にして成功』という意味があります。『比肩』は自立・自己実現を目指す星ですので、女性を対象にした仕事で事業活動をしていくと、両方活かすことが出来ます。また、『冠帯』は『中年以降で成功』という意味もあります。花開くまで諦めずに頑張ることで、徐々に強い運勢が味方してくるでしょう。
3.裏の星を活かす
少し詳しく観ないと分からない部分ですが、通変星には『裏星』というものがあり、『比肩』以外にも他の星を持っています。稀に裏星が無い人もいますが。また、『冠帯』の裏は『墓』です。それらの星を強く出すことで、葛藤する要素を抑えながら自分の星を活かしていくことができます。
比肩+冠帯の人は、決して孤独になることなく、陰転しないように活動していきましょう。