「四柱推命について、誰か簡単にわかりやすく解説してくれないだろうか」
「四柱推命の本はむずかしくて、頭に入ってこない。もっとわかりやすく説明してほしい」
「四柱推命の鑑定士っておもしろそう。まずは基本について、ざっくりと知りたい」

本記事はそんなあなたのための記事です。生まれ落ちてからこの世を去るまで、人の一生を観ることができるといわれる四柱推命。興味はあるけれど、むずかしいのでは?との先入観もあり、四柱推命を学ぶことをためらう人も多いようです。

そこで本記事では、一般社団法人日本占道協会認定師範であるぼく、星 絢(ほし けん)が、四柱推命をわかりやすく解説します。

【本記事のポイント】

  • 四柱推命の成り立ちが理解できる
  • 無料で自分の命式を出す方法がわかる
  • 自分の命式を見ながら十干や通変星、十二運星の意味を知る

本記事をお読みいただくことで、あなたの「四柱推命ってむずかしい」という苦手意識が少しでも解消できたらうれしいです。

四柱推命の基本について

東洋占星術の中で最も信頼性が高く「占いの帝王」と呼ばれるのが四柱推命。陰陽五行を元に古代中国で生まれた過去、現在、未来を予見する運命学のひとつです。

人が生まれながらにもつ先天的な能力や素質。その人の努力や経験で変化していく後天的な運命。その両方を的確に予測する占い、それが四柱推命です。

東洋占星術でも西洋占星術でも、その人がどのような「星」持っているかを観て、星が支配する宿命や運命、運気の流れなどを推測します。「星」という文字は「生」まれた「日」と書きます。つまり人の宿命は「生まれた日」で決まるのです。

四柱推命では生まれた日をさらに年・月・日・時間にわけ、それぞれ年柱・月柱・日柱・時柱と四つの柱に見立てます。

柱が4つあるから四柱といい、人生を四柱に分割したそれぞれの時期に干支(かんし)や星をわかりやすく表にしたものを命式といいます。そしてこの命式から、宿命や運命を推測するのです。

しかし自分の生まれた時間を正確に知っている方は、非常に少ないです(体感で1割くらいでしょうか)。実際に占う場合は生年月日さえわかれば、宿命や運命を推測することはできます。

このような理由から、ぼくの流派である鳥海式では時柱を重視していないので、命式内に時柱はありません。

命式を活用して解説

では、実際にご自身の命式を出してみましょう。四柱推命の命式は以下から無料で出せます。生年月日と性別を入力した後、鑑定をクリックしてください。生まれた時間は、注意事項が出ない限りは入力不要です。

【命式を無料で鑑定する】日本占道協会:四柱推命鑑定

ちなみにその人の性質・本質を表す陰陽五行のタイプは、日柱の干支をみます。

実際に命式を見てみましょう。以下はぼくの命式です。日柱の干支は癸丑(みずのと・うし)、赤い丸で囲った「癸(みずのと)」が陰陽五行のタイプです。

癸などの10種類の干にはどんな性質があり、丑などの12種類の支にはどのような意味があるのでしょうか。以下でそれぞれ解説します。

干支(かんし)とは?

10種類ある十干(甲、乙、丙、丁、戊、庚、巳、辛、壬、癸)と、12種類ある十二支(子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥)の組み合わせです。

干支には「甲子」から「癸亥」までの60種類があります。すべての年、すべての月、すべての日はそれぞれこの60種類のいずれかです。また、年は60年で一巡、月は60ヶ月で一巡、日は60日で一巡します。

あなたが生まれた年の「干支」が巡ってくるのは60年後。つまり、あなたの60歳の誕生日に『還暦』となるのです。

干支の「干」は十干、干支の「支」は十二支のことです。干支を書く時に干を支の前に書くことから、干を天干(てんかん)、支を地支(ちし)ともいいます。

十干(じっかん)とは

十干とは「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10個を指します。

これらは陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)と結びつき、五行の「木・火・土・金・水」をそれぞれ陽(兄-え-)と陰(弟-と-)に分けて十干に割り当てたものです。

それぞれの読み方と性質や意味は以下にまとめました。(講座内容より一部抜粋)

甲(きのえ)

  • 不屈の精神
  • 慈悲
  • 道理

善良潔白、泰然自若、公平無私な性格。おしゃべり等は好まず、一徹な面があり、不屈の精神の持ち主でもあるので、何事も最後まで成し遂げます。また慈悲に厚く、後輩の面倒見がよく、おごってあげたり金銭を惜しみません。

その反面、自分より目上の人、先生や上司など権威に逆らうこともあります。優れた眼力を持ち、ものの道理をわきまえて行動するので、人望があり、運勢も旺盛。

乙(きのと)

  • 従順温和
  • ルール厳守
  • 怠け心

従順温和ですが、内心は強情。穏やかでことを荒立てたり、他人を非難したりしないので、周囲から好かれます。その反面、従来の習慣にこだわらず新しいことに取り組むことに臆病なところがあるようです。そのため物事が成就しそうになると怠け心を起こし、中途半端なまま投げ出してしまう傾向があります。

丙(ひのえ)

  • 活発
  • 馴染みやすいが離れやすい
  • 明朗

活発・陽気で賑やかなことを好みます。何事も進むばかりで退くことを知らないところがあります。他人と馴れ親しみやすいですが、離れやすくもあり、愛情が薄く軽薄に傾きやすいでしょう。

明朗で物事の処理が手早く、大きなことを好んで行いますが、忍耐力が乏しいため、中途半端なまま止めることが多いでしょう。

丁(ひのと)

  • 運気旺盛
  • 人望が厚い
  • 穏やか

十干の中で最良の性質。運気旺盛で、人の上位に進み、博愛心が強く、人望の厚い人が多いです。親切丁寧で、人をよく教導する性質を持ちます。穏やかで素直な立ち振る舞いで、軽はずみな行動をすることがなく、失敗も少ないでしょう。「謙遜の美徳」の持ち主なので、他人と争いを起こすこともありません。

戊(つちのえ)

  • 活発
  • 強情
  • 好奇心旺盛

運気旺盛ですが傲慢、強情、我が強く、人情の薄い人が多いといえます。活発で剛毅ですが忍耐力に乏しく、何事も中途で止めるなど長続きしないところがあります。気が変わりやすく、あれこれ手を出しては飽きる性分なので、稼いでも稼いでもお金は不足しがちです。傲慢で気分が高ぶりやすく、他人と争うところがあります。

己(つちのと)

  • 野心家
  • 勝負事が好き
  • 優柔不断

表面は義理人情に厚く温和ですが、内心は野心をもやし、他人に腹を明かさない人もいます。勝負事が好きで、莫大な利益を求めて身を誤る人が多いでしょう。気迷いが多く、決断力に乏しいので、一度決めてもすぐ心変わりするなど、断固たる行動が取りにくいところもあります。

庚(かのえ)

  • 活発
  • 働き者
  • マイペース

働き者ですが、口達者でお世辞が上手。他人に調子を合わせるものの、気が変わりやすく当てにならない。活発ですが落ち着きがなく、よく考えずいろいろなことに手をつけることがあります。

無作法で約束を違えたり、迷惑をかけたりしても平気な人もいるようです。他人の話を信じやすく、また自分の考えが変わりやすいところがあります。

辛(かのと)

  • 親切
  • 貯蓄好き
  • 強情

ちょっと強情で思い込んだら最後まで言い続け、迷い気と猜疑心の強い神経質な性格。それゆえ取り越し苦労が絶えず、他人に親切にしすぎる性格なので、心配事や苦労が多いでしょう。金銭に縁はありますが、貯めることが好きで常に握るばかりで出し惜しみするところがあります。

壬(みずのえ)

  • 仁義
  • 慈愛
  • 人徳

壬は「大海の水」のように、心は清く広く、態度は悠々として角が立たず、徳は広大。柔順で仁義を重んじ、慈悲心に富んでいます。人に恵を与え人を愛するため、多くの人から尊敬され慕われます。他人に負けまいとする闊達な気性もあり、運気は旺盛で、人の上に立つに従い人望や人徳も備わってくるでしょう。

癸(みずのと)

  • 精神力が強い
  • 潔癖
  • 決断力がある

活発・短気で強情でもあります。精神力が強く、物事にあまり驚きません。正直で人情は厚いが、潔癖すぎて融通の利かないことも。才知があり決断は早いですが、独断に傾きやすいところがあります。

自分の反対者には反発力を高め、相手を屈服させなければ済まない剛猛な気性。白黒はっきりさせたがり、清濁をあわせてのむことができません。

十二支とは?

十二支(じゅうにし)とは「子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥」の総称です。十二支は陰陽五行よりも古い起源をもつとされ、古くは12カ月の順序を表す記号として。あるいは木星や月の周期を表す記号として使われていたようです。

十二支の漢字を見て、ピンときた方も多いと思います。私たちには「えと」として馴染みの深いものですね。ちなみに僕の「えと」は酉(とり)です。もし、ご自身の「えと」を知らなくても、命式を見るとすぐにわかります。

ここでは便宜上、僕の命式で説明します。まずは、上述の命式を活用して解説で例として挙げた僕の命式を見てください。

年柱の干支にある漢字2文字「辛酉(かのと・とり)」の左の漢字「辛(かのと)」が十干。右の漢字「酉(とり)」が十二支、僕の「えと」です。

十干にはそれぞれ異なった性質があるように、十二支にも以下のような意味があります。

子(ね)

◎きれい好き、ムダ遣いをしない

気が利いて細かなことに気がつき、きれい好きで掃除好き。金銭面ではムダ遣いせずにまじめ。その反面、苦労して貯めたお金を異性関係で失うなど、恋愛で身を崩す恐れあり。

丑(うし)

◎しんぼう強い、好き嫌いが強い

言葉少なく辛抱強い、根気強くコツコツ派で信用あり。好き嫌いがあり自分の考えを押し通す傾向にあり、いったん怒り出すと止められない面もある。

寅(とら)

◎思慮深く冷静、人の上に立つ気質、目上とは争いがち

考え深く落ち着いて人の上に立ち尊敬されます。しかし、おごり高ぶると気ままになりやすい。みんなのリーダー的存在ゆえ、とかく目上の人と事を争いがち。

卯(う)

◎愛嬌があり、人気もあるのに遠慮がち

愛嬌があり、お世辞もうまく人気者。財産や幸福に恵まれる。人に遠慮ばかりして、自分の考えは要領を得ない。異性関係で苦労する傾向にある。

辰(たつ)

◎人に引き立てられる、気短かで負けず嫌い

威勢がよく人に引き立てられ、上に押し上げられることも。人にこびたり、おべっかを遣ったりできない。短気で負けず嫌いの性格で損をすることも・・・。

巳(み)

◎お金には不自由しない、見栄っ張りで疑い深い

用心深くて人を簡単に信用しないため、なかなか心の中を人に見せない。金銭面ではお金には苦労しない。見栄っ張りで疑い深く、嫉妬心が深いことが欠点。

午(うま)

◎陽気な人気者、お金に苦労しない、うわべを飾る

お調子者でお世辞がうまく人気者。お金にも苦労しないので、交際上手。見栄っ張りで外見を飾る傾向もあり。

未(ひつじ)

◎思いやりがある、威張らない、臆病

礼儀正しく気品がある。人に威張ることもない。しかし、考えすぎて取り越し苦労をする傾向も。臆病であれこれ迷い、優柔不断になりがち。

申(さる)

◎器用、褒められたくて嘘をつく

要領がよく、何でもこなせる器用な人。人の機嫌を気にしているうちはよいが、策略をはじめると自分が優位に立つために嘘をつくことも・・・。

酉(とり)

◎せわしなくて働き者、気が変わりやすい

細かい事によく気がつき、如才なくなんでもこなす働き者。気が変わりやすい。自分の実力以上の高望みをすると、損をする。

戌(いぬ)

◎義理がたく正直者、陰日向がない

義理がたく、正直者で陰日向のない性格。くよくよ悩みがちで、なかなか人にはっきりと言い切れないため、自分ばかり骨折り損をする傾向にある。

亥(い)

強い気性、猪突猛進で損しがち

目標を高く持ち貫ける強い気性。思い込んだら後先考えずに猛進してしまう。結果としてなかなか人に理解されず、誤解されたり嫌われるなど損する傾向にあり。

通変星(つうへんせい)とは?

性格や能力、適性や人との関わりなどを判断する上で変通星は最も大切な星です。ただしその人の内面や精神性を表すため、その性質が表には出ないこともあります。

通変星に激しい気性の星を持っていると、表面的には穏やかに見えても、二人きりになった時などは豹変することもあるようです。

それぞれの星とその星がもつ意味は、以下で解説します。

印綬(いんじゅ)

『学問と名誉』

教養があって知識が豊富な人に対する憧れが人一倍強く、少しでも頭が良くなることに興味を持っています。

偏印(へんいん)

『ファイトと発想』

熱しやすく冷めやすいところがあり、仕事も恋愛も長続きしない傾向があります。そのときの気分で価値観が変わるところがあり、加えて秘密主義のため、他人には自分の考えをほとんど明かしません。

正官(せいかん)

『信用と気品』

「正官」の「官」は官吏を表し、気品の家柄、高いプライドを意味しています。ムダを嫌い几帳面な性格から、時間やお金にルーズな人が嫌いです。

偏官(へんかん)

『野生と頭脳』

公の資格や役職などにこだわらず、実力で地位を勝ち取るという意味があります。責任感、攻撃本能が強い、行動力、スポーツ、大胆、親分肌などと解釈します。

正財(せいざい)

『着実と正直』

正しい形で財を成すという意味から、着実で堅実な性格を表します。とにかく真面目で、仕事も恋愛もいい加減なことができず、どんなことにも慎重に対応します。

偏財(へんざい)

『多趣味多才』

「財」は財産や人脈、情報を表し、「偏財」は偏った財をもつことを意味します。お金には縁があるのに「回転財」なため、大金をつかんでも使ってしまいがちです。

傷官(しょうかん)

『型破りと聡明』

もっとも真面目で誠実な「正官」を傷つけてしまうほど、シャープな頭脳と強い意志を持っているのが「傷官」。思ったことはストレートに指摘して、相手が落ち込んでもまったく気にしない性格です。

また「傷官美人」という言葉があるほど、美人が多いのも特徴です。

食神(しょくじん)

『快楽と食通』

困ったことが起こっても、誰かが不思議と助け船を出してくれる運の良さから、性格は穏やかでのんびりしています。また「食神」には子どもという意味もあるため、子どもが好きだったり、いつまでも子どものように純粋です。

劫財(ごうざい)

『意地』

どんなことをしてでも財を奪うという意味から、強い上昇志向を表します。いろいろなタイプの人から自分にはない才能や能力を学ぼうとするため、自然と社交的になるようです。

比肩(ひけん)

『自立と自尊心』

文字通り他人と肩を並べるという意味から自立心が強く、相手に甘えることができない性格で、どうしても勝ち負けにこだわってしまいます。

十二運星でわかることとは?

十二運星は運勢の強弱、盛衰を人の成長過程にたとえて表現しています。しかし強弱だけでなく、性格や才能、能力なども意味しているため、十二運星の解釈は簡単ではありません。

命式を見ながら総合的に一つひとつの意味を判断していきます。その際に「死」や「病」といったその漢字からくる暗いイメージは、鑑定には関係ありません。

ここでは12運星のそれぞれの意味を簡単に説明します。

長生(ちょうせい)

『幼児』や『長男・長女』の意味を持ちます。他人から信用される印象です。

沐浴(もくよく)

『少年』の意味を持ちます。産まれた土地から離れるという意味があることから自由気ままな印象があります。

冠帯(かんたい)

『青年』や『女王様』の意味を持ちます。

建禄(けんろく)

『壮年』や『王子様』の意味を持ちます。地道な努力家という印象があります。

帝旺(ていおう)

『頭領』や『王様』の意味を持ちます。

読んで字の如く、まさに王様のような気質からどことなくカリスマ性を持っている印象があります。

衰(すい)

『老人』の意味を持ちます。

慎重で控えめ、保守的でムダな冒険を好まない印象があります。

病(びょう)

『病人』や『音楽・芸術家』の意味を持ちます。

人当たりは良く、誰とでも仲良くなれる印象があります。

死(し)

『死人』や『霊感』の意味を持ちます。

消極的だが探究心が旺盛な印象があり、直感力も優れています。

墓(ぼ)

『入墓』や『墓守』の意味を持ちます。

保守的でムダを嫌う印象あり。先祖との縁が非常に深いことから、特別な運を生まれながらにして持っています。

絶(ぜつ)

『あの世』の意味を持ちます。

気分屋で飽きっぽく、時間にルーズな印象があります。芸能界など芸術に関わる業界で活躍することが多いです。

胎(たい)

『胎児』や『お天気屋』の意味を持ちます。

多芸多才で常に現状に満足することなく理想を追い求め、落ち着かない印象があります。

養(よう)

『赤子』や『養子』の意味を持ちます。

母親との縁が深いためか、甘えん坊で、常に目上の人から引き立てられている印象があります。

十二運星について更に詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。十二運星のそれぞれの特徴だけではなく、仕事や恋愛についても触れています。

【関連記事】四柱推命で簡単に自己鑑定したい!命式の調べ方とみるべきポイント【現役四柱推命鑑定師解説】

 

運勢エネルギーとは?

運勢エネルギーは十二運星から割り出される1から12の数値です。上で例にあげた僕の命式の運勢エネルギーの箇所を見ると日柱には10、月柱は7、年柱は4で、一番左の数字21はその合計です。合計の数値が大きいほど運勢エネルギーが高いといえます。運勢エネルギーの数値は、エネルギーの強弱をシンプルに表しています。

運勢エネルギー値が10以下の人は専門的な職に就くスペシャリストタイプ。アーティスト、芸術家、研究職などが向いています。

運勢エネルギー値が15前後の人は組織の中で調和を取るのが得意でチームワークと信用がキーワードです。

運勢エネルギー値が20以上の人は好奇心とチャレンジ精神が旺盛で起業家に向いています。またパワフルと晩婚もキーワードの1つです。

また、運勢エネルギーが20以上の人は身強です。四柱推命では運勢は星周り的に身強と身弱に分けられます。これはいい・悪いではなく、タイプの違いです。

ちなみに身強であれば『事業家タイプ』で、現実的にお金を稼いでいくことに向いています。身弱であれば『アーティストタイプ』で、何かのスペシャリストとして活躍できます。

運勢エネルギーの詳細については、以下の記事もあわせてご参照ください。

【関連記事】身強と身弱の見分け方と特徴

天中殺(てんちゅうさつ)とは?

日柱の干支から割り出される、12年に1度必ず訪れる2年間を天中殺といいます。天中殺の本来の意味は「災いが起きる時期」ではなくて「天が味方していない時期」です。

天が味方していない時期なので、災いやトラブルに見舞われやすいです。また結婚や転職、引っ越しなど何か新しいことを起こしても、よい結果が生まれないとされています。

だからといって、天中殺の時期は何もせず、色んなことを我慢してやり過ごすというのは現実的ではありません。「動かなければ無難」というのは一理あります。しかし人生は時間が限られているので、動かない方がリスクではないでしょうか。

四柱推命を学んでいる方ならご存知の通り、人生の4分の1は天中殺。何も行動せずに過ごすのはもったいないです。たとえばアラフォーの婚活女性に「この時期は天中殺だから婚活を休止して」というのは、あまりに酷なことですよね。

では、どのような心持ちで天中殺を過ごすと良いのでしょうか。この時期の過ごし方などをまとめましたので、以下をご参照ください。

【関連記事】天中殺の時期の賢明な過ごし方

【関連記事】運命周期(天中殺)まとめ

【コラム】四柱推命と陰陽五行の関係性とは?

この世のすべてのものは陰と陽の2つの要素から成り立つという陰陽説。万物は木・火・土・金・水の5つの要素から成り立つという五行説。この2つの思想を組み合わせたものが陰陽五行説であり、それを人の命に適用したものが四柱推命です。そして陰陽五行説は、四柱推命の原典と言われています。

四柱推命は生まれた年・月・日・時間を4つの柱(年柱、月柱、日柱、時柱)に見立てて、さまざまなことを占います。しかし、自分の生まれた時刻を正確に知っている人は少ないので、ぼくの学んだ鳥海流四柱推命では時流を考慮しません。

生年月日さえわかれば、運命や宿命を推測することは可能です。

この年柱、月柱、日柱にそれぞれ干支を配します。干支の干は十干のことで、「甲、⼄、丙、丁、戊、⼰、庚、⾟、壬、癸」の総称です。

これが陰陽五⾏説と結びつき、五⾏(ごぎょう)の⽊、⽕、⼟、⾦、⽔それぞれの「陽」を「兄(え)」に、「陰」を「弟(と)」に分けて⼗⼲(じっかん)に割り当てました。そのため「丙(へい)」⼀⽂字で「⽕の兄(ひのえ)」と読むようになったのです。

また木火土金水の5つの要素は、「相生(そうじょう)」「相剋(そうこく)」「比和(ひわ)」という関係を持っています。

この関係から、五行を用いて簡単な相性(あいしょう)を占うこともできるのです。詳細や占い方を知りたい方は、以下をご参照ください。

【関連記事】陰陽五行の意味と占いで活用する方法について【現役四柱推命鑑定師解説】

占い師に興味があるあなたへ

この記事を読まれているあなたは占い、とくに四柱推命に興味をお持ちだと思います。ご自身の未来や運勢、家族のこと。結婚や転職の時期、あの人との相性。四柱推命で占いたいことは人それぞれ、色々あると思います。

今は簡単な命式なら無料で出せます。命式をもとに簡単な自己鑑定をしてみたら、あの人との相性が最悪とでたり、この仕事が好きなのに向いていないと判定されたり。また、子どもが欲しいのにできない星が命式にあったり。

そんな残念な結果が出たら、あなたはどうしますか。よりよい結果を求めて永遠にネット検索を続けますか?それよりは、プロの占い師にきちんと鑑定してもらう方が安心です。しかし、それ以上にオススメなのは、あなた自身が四柱推命鑑定士になることです。

プロの四柱推命鑑定士になれば、世間一般でよくないとされる結果が出ても、それを乗り越える方法や対策を自分で見つけることが可能になります。

ここでは、より深い鑑定が可能な四柱推命鑑定士に向いている星について解説します。まずはご自身の命式をご覧ください。

※命式を無料で出すにはこちらから:日本占道協会:四柱推命鑑定

月柱と年柱にある通変星、そして日柱、月柱、年柱にある蔵干通変星を見てください。その中に、以下の星があれば占い師に向いています。

  • 偏印:占いそのものが向いている
  • 正官:人の幸せへの貢献や、プライドが高いので占いの帝旺が適している
  • 食神:喋る仕事向き
  • 傷官:高い技術と頭の回転を使って本質を見抜き、はっきりモノを言える
  • 印綬:四柱推命の基礎知識を早くしっかりと習得可能
  • 比肩:事業にチャレンジしていくことに向いている

次に日柱、月柱、年柱にある十二運星をご覧ください。そこに以下の星があれば、同じく占い師向きです。

  • 冠帯:女性を対象にした仕事が向いている
  • 衰: 説得力がある
  • 長生:信用されやすい
  • 死・胎・病:直感力がある

自分の適職や結婚だけではなく、家族の人生も四柱推命で予測できるなんて、ワクワクしませんか?占い師の仕事に少しでも興味をもたれたら、下記を参照してみてください。

【参照】占い師の素質とは?占い師として独立開業するなら知っておきたいことを徹底解説

起業サポート付き四柱推命鑑定師養成講座

四柱推命は「占いの帝王」と呼ばれています。その四柱推命の中でもぼくは鳥海流四柱推命を学びました。この鳥海流四柱推命には以下のような特徴があります。

  • 20年間で10万人以上の鑑定経験をベースにした的中率の高さ
  • 良くない事をいうのではなく、人の未来を幸せにする鑑定
  • 時柱を観ないためシンプルかつ実践的(その代わりに通変星を詳しく観る)
  • 命式の読み解きからはじめるため難易度は低めで、短期間で習得可能
  • 人の強みや資質・性質・運気の流れ・相性を見ることができて、自分も周りの人も幸せにできる

ぼくが提供する四柱推命鑑定士養成講座は、この鳥海流をベースにして構成。それに加えて、9つの流派を極めた末に生み出された『北極流占術』の一部と、トップコンサルタントの経営メソッドも取り入れています。

また、

  • 毎月3万円以上稼げるようになるまで無償で起業フォロー
  • 鑑定書を一瞬で作成できるシステム「推命NAVI」を利用する権利

がついています。

下は「推命NAVI」を利用したキレイな鑑定書の一部です。

講義内容や充実の起業サポートなど講座に関する詳細は、下記サイトをご参照ください。

【参照】四柱推命鑑定士養成講座、素質や勉強法についても解説

【体験談】四柱推命鑑定師 星 絢の話

四柱推命鑑定師であるぼく(星 絢)について、少しお話させてください。ぼくは起業を志してから約10年間、仕事も恋愛も人間関係も…何をやってもうまくいきませんでした。しかし四柱推命を活用することによって、人生を劇的に好転させることができたのです。

元は青森の田舎から出てきた青二才でした。それが人材育成会社との出会いをきっかけに人生の方向性が変わり、結果として、5度の起業に失敗。雇用された会社はアルバイトも含め約50社、1万人以上の人との出会いや、自己投資・事業投資で総額500万円の借金をかかえました。自己を見つめなおすために、箱根での住み込み生活などを経験してきました。

その後、「コミュニティを作りたい!」と強く想って活動しましたが、それもうまくいきませんでした。そんな時に出会ったのが四柱推命(鳥海先生)でした。そこから四柱推命・トップレベルの経営技術・次元の高い運命学なども学び、今でもいかに人を幸福にできるかを追求しています。

今のぼくの夢は、小さな村をイメージした場所を拠点として「1,000年先へつなぐ地球家族」をテーマとしたコミュニティを作り、地球人として最高の生き方を追求しながらその価値観を広げていくことです。

他にもいろいろありますが、ぼくの詳しいプロフィールはこちらから確認できます。よろしければご覧ください。

星に生きる物語 プロローグ1『なんでもない悲劇』

【体験談】四柱推命講座受講生様

四柱推命講座を実際に受講した方の体験談です。これは結果を保証するものではなく、効果には個人差があります。ぜひ参考としてお読みください。

四柱推命講座受講生 H様(30代・女性)

受講前は自分でネット検索や本から得た知識で簡易的にしか命式を読むことが出来なかったので、自分を振り返るには不十分だとずっと感じていました。受講してみての感想は「まさかここまで深くわかるなんて」というのが正直な気持ちです。

 加えて、関わる身近な人たちを鑑定できるようになったので、今までにない視点で他者を見ることが出来るようになり、自分の気持ちが安定したように思います。

 また、受講前からネットで鑑定はしていたのですが、講座修了後にご依頼いただいたご相談者様から、鑑定後に「こんなに凄い鑑定、どれだけ勉強したのかと本当に尊敬します」というお言葉をいただき感激しております。

 講座の受講を迷っている方は「お金どうしよう」「時間がない」「覚えられるか不安」など理由はさまざまあると思いますが、えいっ!という「勢い」が一番大事だと思います。

私の場合、金銭事情が一番のブロックでしたので、まずは星先生に問い合わせをしました。とても優しく丁寧にお返事してくださいますので、自分が今不安に思っていることを聞いてもらうだけでもホっとしますよ。

また、星先生が長年お金と時間をかけて得て来られた多大なる知識を惜しみなく与えて下さるので、資料や動画を見ていくほど、講座の料金が高いとはまったく思わなくなりました。

私には専門的なスキルなど何もないと劣等感を感じて生きてきましたが、これから鑑定師として四柱推命を一生使って生きていけることが自信になりました。

Hさんのご感想全文はこちらからどうぞ

四柱推命講座受講生 米本瑞穂様

数ある四柱推命の流派の中でもわたしが学んだのは、鳥海流四柱推命。命式を出す方法がシステム化されていることや、「人の未来を幸せにする鑑定」という特徴に惹かれたからです。

星先生の講座を選んだ理由は、資料が豊富(独自の追加資料で学ぶ項目が多い)、日程調整がしやすい、集中的に学べるなどなど・・・。知識を沢山詰め込みたい方など、知識欲に溢れた方にはとくにおすすめです。

わたしのように四柱推命の知識がほぼゼロでも鑑定士として活動できたのは、わかりやすい講義と、なによりも素晴らしい充実した資料の数々のおかげです。講座中はもちろん、講座終了後も質問しあったり、勉強会で学んだことのシェアがあったり。

わたしが四柱推命を学んだのは、単純な知的好奇心がはじまり。「起業?自分とは遠い場所の話やなあ」というのが最初の心情。でもね、学べば学ぶほど鑑定したくなるんです!!(笑)

それが受講後には「よし、モニター募集してみよう!」って気持ちになるんですから、人生わからないものです(笑)。それだけ、鳥海流四柱推命のシステムが扱いやすく、星先生の資料が十分すぎるほどあったんですよ。

いま、わたしは1年前の自分からは想像できない世界にいます。幸せかって?めちゃくちゃ幸せですよ!四柱推命は一生ものの知識。出会えたことに感謝です。

四柱推命解説についてのまとめ

本記事では四柱推命の基本について、命式の簡単な見方や干支、星などの意味をわかりやすく解説しました。ここであらためて大事なポイントを下記にまとめます。

  • 『干支』でその人の持って生まれた性質や性格がわかる
  • 『通変星』には10種類の星があり、それぞれの星からその人の才能がわかる
  • 『十二運星』の死や病といった漢字のもつイメージは鑑定に影響しない
  • 運勢エネルギーは運勢の強弱を表し、数値によって人生の生き方や適職・適性がわかる

このように本記事を読むだけで、四柱推命の基本がわかるようになっています。それだけではなく、ご自身の命式を出して干支や星のそれぞれの意味と見合わせながら、簡単な自己鑑定ができるようになります。ご自身だけではなく大切な人も幸せに導くために本記事を活用し、鑑定してみてください。

あなたがもっと幸せになり、世の中が素敵になりますように。