霜降-そうこう-(10月23日~11月6日頃)
特徴
朝晩の冷え込みがさらに増し、北国や山里では霜が降りて朝には草木が白く化粧をする頃。梅雨が霜に変わり、だんだんと冬が近づいて来る。野の花の数は減り始め、代わって山を紅葉が飾る。
花『紫式部-むらさきしきぶ-』
紫色の実と緑の葉が鮮やかな紫式部。花言葉は「上品」。名前の由来は、あまりにも美しいことから、源氏物語の作者である「紫式部」の名前がつきました。
野菜『生姜-しょうが-』
身体を温めて、免疫力を高める効果のある野菜として注目されている生姜。これからの時期は生姜商品が多く販売されます。料理だけではなくクッキーなどのお菓子にも使用されます。
果物『柿-かき-』
ビタミンCを多く含み、風邪の予防にもなる柿。甘柿は大きく四角い形をしているのに対して、渋柿は先の尖っているような形をしています。渋柿も焼酎に漬けることにより、渋みをなくすことができます。
魚『鮭-さけ-』
この時期の鮭は「秋味」と呼ばれ、産卵のため故郷の川へ戻ってきます。和・洋・中どんな料理とも相性抜群であり、秋味に含まれているのタンパク質は、他の魚肉よりも消化・吸収がよいとされています。
行事『酉の市-とりのいち-』
11月の酉の日に鷲神社で行われる祭礼。この祭りは、「酉のまち」「おとりさま」とも呼ばれています。金銀をかき集めるという意味で縁起物の熊手が露店に並び、商売繁盛を願う人々で賑わいます。
七十二候
霜始降花-しもはじめてふる-(23~27日頃)
氷の結晶である、霜がはじめて降りる頃。昔は、朝に外を見たとき、庭や道沿いが霜で真っ白になっていることから、雨や雪のように空から降ってくると思われていました。そのため、霜は降るといいます。
霎時施-こさめときどきふる-(28~11/1日頃)
ぱらぱらと通り雨のように雨が降りはじめる頃。雨が降ったかと思えば、すぐに青空が顔を出します。ひと雨ごとに気温が下がります。初時雨は、人々や動物たちが冬支度をはじめる合図だといわれています。
楓蔦黄-もみじつたきばむ-(11/2~6日頃)
楓やもみじ、蔦の葉が色づいてくる頃。晩秋の山々は赤や黄に彩られ、紅葉狩りの季節です。