立夏-りっか-(5月5日~5月19日頃)
特徴
立夏とは、夏の始まりの時期。この日から立秋の前日までが夏。野山に新緑に彩られ、夏の気配が感じられるようになる。かえるが鳴き始め、竹の子が生えてくる頃。爽やかな五月晴れの空に、こいのぼりが気持ちよさそうに泳ぎます。1年のうちで最も過ごしやすい季節。
花『スイートピー』
スイートピー(sweet pea)とは「香りのよいエンドウマメ」を意味します。エンドウの花に似ているとされているからです。エンドウも今の時期が旬の食材です。
野菜『にんじん』
にんじんはカロテンがたっぷり含まれており、免疫力を高めてくれる食材です。にんじんはオレンジ色が一般的ですが、白色、黄色、紅紫色、黒紫色のにんじんも栽培されています。
魚『あさり』
お吸い物や酒蒸しなど、和風問わず、様々な料理で活躍のできる万能食材であるあさり。栄養価も高く、鉄分やミネラルが豊富です。
行事『母の日』
日本では、五月の第二日曜日が母の日です。母の日にカーネーションを贈るという習慣は、アメリカで一人の女性が母親の命日に、教会でカーネーションを配ったことからきています。
行事『こいのぼり』
五月五日は端午の節句であり、こいのぼりが空を泳ぎます。こいのぼりには、鯉が滝をのぼって龍になるという逸話にちなんで、男の子の立身出世を願うという意味があります。
七十二候
蛙始鳴-かわずはじめてなく-(5~9日頃)
蛙が鳴き始める頃。春先に冬眠から目覚めた蛙がウォーミングアップを終え、元気に活動し始め、水田の中をスイスイ泳ぐ。オスの蛙の鳴き声は、メスの蛙を恋しがって鳴く声だともいわれています。
蚯蚓出-みみずいずる-(10~14日頃)
冬眠していたミミズが土の中から出てくる頃。他の生き物は「啓蟄」の頃に出てきますが、ミミズはマイペースに活動を始め、土を肥やしてくれる影の努力家です。動き始めるのが少し遅めです。
竹笋生-たけのこしょうず-(15~19日頃)
たけのこがひょっこり顔を出す頃。伸びすぎないうちに収穫しなければ、美味しいたけのこは味わえません。たけのこは成長が早く、一晩でひと節伸びると言われています。種類によって収穫期は3~6月と異なります。