立秋-りっしゅう-(8月7日~8月22日頃)

特徴

この日から立冬の前日までが秋。一年で一番暑い頃であり毎日暑い日が続くが、一番暑いということはあとは涼しくなるばかり。お盆明けには秋の気配が少しずつ感じられる。暑中見舞いはこの前日まで、この日以降は残暑見舞い。

花『つゆくさ』

つゆくさの花で布を染めたことから「着き草」と呼ばれていたそう。蛍を飼うときに、籠につゆくさを入れることから「蛍草」とも呼ばれています。朝咲いた花が昼しぼむことが朝露を連想させることから「露草」と名付けられたという説があります。

花『向日葵-ひまわり-』

中国で「太陽花」英語で「Sunflower」と呼ばれ、どこの地域でも太陽の花として親しまれています。最大の生産国であるロシアでは国の花とされ、日本でも43の市区町村の花に指定されています。花言葉は「私はあなただけを見つめる」

野菜『玉蜀黍-とうもろこし-“』

米、小麦とともに世界三大穀物のひとつである玉蜀黍。ひげが茶色く、ふさふさしているものは栄養価が高く美味しい玉蜀黍とされています。

果物『桃』

七月から九月が旬である桃。桃のジューシーな果肉は肌を若返らせる効果があるそう。八月八日から十日は、八九十(はくとう)の語呂合わせから、白桃の日とされています。

行事『エイサー』

お盆の行事として沖縄県で行われているエイサー。本来は青年男女が無行息災などを願い、エイサーを踊りながら、集落内を練り歩いていましたが、戦後は各地のエイサーが集まり大会が行われるようになりました。

七十二候

涼風至-すずかぜいたる-(7~11日頃)

夏の暑い風から、秋の涼しい風に替わりはじめる頃。まぶしく輝いている太陽も日射しを和らげ、夕方に鳴く虫たちの音色も涼しさを演出してくれます。まだ暑いからこそ、ふとした瞬間に涼を感じることができます。

寒蝉鳴-ひぐらしなく-(12~16日頃)

夏の終わりを告げるかのように、ヒグラシがカナカナと甲高く鳴いている頃。ヒグラシは日の出前や日没後によく鳴き、終わってしまう夏を惜しんでいるかのように聞こえます。日暮れに響く虫の声は、一服の清涼剤。

蒙霧升降-ふかききりまとう-(17~22日頃)

森や水辺に白く深い霧がたちこめる頃。朝夕のひんやりとした心地よい空気の中、深い霧が幻想的な風景をつくりだします。秋の「霧」に対して、春は「霞」と呼びます。